Zenfone 3いよいよ。
こんにちはっ!
Zenfoneファンにとってはもちろん、新しいスマホを購入する方にとって、台湾で開催されたCOMPUTEX 2016でのニューモデルZenfone 3の発表は、期待通りの進化だったのではないでしょうか。
今回のZenfone 3は3つのモデルを出してきました。これ、画面サイズの構成が面白いです。
標準モデルのZenfone 3が5.5インチですが、ハイスペックモデルであるZenfone 3 Deluxeが微妙に大きい5.7インチ、そしてファブレット(スマホとタブレットの要素を併せ持ったスマホ)モデルZenfone 3 Ultraが6.8インチ!です。
[追伸]日本国内モデルはZenfone 3が5.2インチ、Deluxeが5.5インチと5.7インチ、Ultraは見送りとなってしまいました。以下はその内容に若干調整しました。
今回、6インチをあえて外してきたのは興味深いですよね。そして、5.7インチと6.8インチという、これまでの“スマホの画面サイズは0.5インチ区切り”という常識も破られました。
いよいよ画面サイズはインチという単位の分かりやすさより、いかに手にフィットするかに重点が置かれるようになったと言えます。
ますます悩む画面サイズ。それで少しZenfoneの画面サイズについて整理して、今後のトレンドを考えたいと思います。
歴代Zenfoneの画面サイズ。
これまでの歴代Zenfoneの画面サイズを見てみましょう。
モデル | 発売日 | 画面サイズ |
Zenfone 5 | 2014年11月8日 | 5インチ |
Zenfone 2 | 2015年5月16日 | 5.5インチ |
Zenfone 2 Laser | 2015年8月8日 | 5インチ |
Zenfone Selfie | 2015年9月18日 | 5.5インチ |
Zenfone 2 Laser ZE601KL | 2015年11月13日 | 6インチ |
Zenfone Zoom | 2016年2月13日 | 5.5インチ |
Zenfone Max | 2016年3月18日 | 5.5インチ |
Zenfone Go | 2016年4月2日 | 5.5インチ |
Zenfone 3 | 2016年9月23日 | 5.2インチから5.7インチ |
当時、Zenfone 5は5インチでも大きかったのですが、さらなるスマホ大画面化の流れに乗って、Zenfoneシリーズも大きくなってきました。それでも上の表も見ると分かりますが、ASUSもどのサイズがベストなのか、迷いはあったのでしょう。
特に注目すべき点はZenfone 2 Laser ZE601KLでの6インチというピークを境目に、その後、またひとまわり小さくなって5.5インチに戻ったことです。
まあ、ZoomやMaxやGoは派生機種なので力を抜いて5.5インチだったとも考えられます。
しかし今回、Zenfone 3でも標準モデルは5.2インチで出してきました。そして6インチモデルはなく、5.7インチと6.8インチというあからさまに6インチを避けた格好です。このことから結局、6インチはたいして受け入れられなかったと思われます。
それで、今のスマホの主流は5.2インチから5.7インチと言ってもいいのかもしれません。
それにしてもなぜ今回は5.7と6.8インチなのだろうと思われるかもしれません。
これは実際に手に持ってみてベストなサイズを微調整していったのでしょう。
実際に見てみると、お、このサイズ、いいかも??と思えますよ。それで…。
実寸で比較。Zenfone 3の画面サイズ。
実際のところどれぐらい違うのだろうと思われるでしょう。それで、5.2インチ、5.5インチ、5.7インチ、6.8インチを実寸で比較してみました。
「実寸で比較!スマホの画面サイズ。4インチと4.5インチと5インチと5.5インチと6インチ。」でご紹介している方法です。
まずは定規か1円玉を用意してください。1円玉は直径2cmです。下のオレンジ色の円をピンチイン・ピンチアウトをして、1円玉と全く同じ大きさに合わせてください。1円玉がなければ定規を使って横幅2cmの円にしてくださいね。
そうすると、Zenfone3 の3つのタイプの画面サイズを実寸で確認できます。じっくり見てください!
横幅2cm
標準モデル
5.2インチ
横幅6.48cm
Deluxe
5.5インチ
横幅6.85cm
Deluxe
5.7インチ
横幅7.1cm
(国内未発売)
6.8インチ
横幅8.47cm
なお、ベゼル(画面周囲の黒い枠)には適当な幅を加えていますので、微妙なサイズ感は店頭でご確認ください。
まとめ。
いかがでしょうか。6インチはちょっと大きすぎるなぁと思って敬遠していた方も、意外にZenfone 3 Deluxeの5.7インチっていけるかも!?と思う、絶妙なサイズ感です。今後、5.5インチに代わって5.7インチも人気になるかもしれませんね。
それに対してUltraの6.8インチは相当デカいですよね。これは電話するにもちょっとスマホという感覚ではないので、人を選びそうです。
それでもZenfoneシリーズには片手モードというスマホをバーチャルに自由に小さくできる機能があります。「大画面スマホで便利な片手操作モード比較。」でご紹介していますが、これを使えば、約3インチまで小さくできますので、使いこなせばタブレットもいらない強力なスマホになる可能性はあります。
このサイズが受け入れられるかどうかは注目ですが、Zenfone 3 楽しみですね。