Zenfone 3 Maxが登場?
こんにちは!!
台湾でのZenfone 3 の発表の後、7月14日に開かれたベトナムのイベントZenvolutionでは、Zenfone 3 Maxが登場しました。
予期していたものの、まだ自分が買って半年も経っていないZenfone Max。
早いもので、もう少しすれば旧モデルになってしまうのか…、と遠い目をしてわが子の成長の早さを思い浮かべるような複雑な気持ちです。
でも発表の内容を詳しく聞くと、Zenfone 3 は全体として、期待通りのスペックアップだったのですが、Zenfone 3 Maxだけは、がっかりなスペックだったのです。
Zenfone Max | Zenfone 3 Max | 個人評価 | |
バッテリー | 5,000mAh | 4,100mAh | ↓18%減 |
待ち受け可能日数 | 38日 | 30日 | ↓21%減 |
3G通話時間 | 37.6時間 | 20時間 | ↓47%減 |
動画再生時間 | 22.6時間 | 15時間 | ↓34%減 |
CPU | Qualcomm S410 | MediaTek MT6735 | →ほぼ変わらず |
RAM | 2G | 3G | ↑1.5倍アップ |
画面 | 5.5インチ 1280×720 | 5.2インチ 1280×720 | ↓小さくなった |
カメラ | 背面1300万画素/前面500万画素 | 背面1300万画素/前面500万画素 | →変わらず |
もちろん、ベトナムでの発表ですので、日本国内で発売されたとしても、上記のスペックになるかはわかりませんが、どうしちゃったんだろう。これがMaxなの??
気になるのはやはり電池持ち。
Zenfone Maxって、普通に使って問題ないスペックの上にバッテリーが最強!という、唯一無二の孤高のモデルだったはずです。それが中途半端なモデルに成り下がってしまいました。このスペックだと競合モデルはたくさんあります。
上の表でもわかる通り、現行モデルと比較して、バッテリーが18%も減っているんです。
それだけではありません。注目したいのは、バッテリーは18%減っているだけなのに、3G通話時間はなんと47%、つまり半減しているんですよ。トータルバランスが崩れています。なぜなんでしょう?
実はCPUもQualcommではないようです。もちろん一概にMediaTekよりもQualcommが良いとは言い切れませんし、国内版がどうなるかわかりませんが、CPUが変わると、消費電力も変わります。
この「MediaTek MT6735」はFreetel のMIYABI 雅と同じCPUです。性能的には現行Zenfone MaxのQualcomm S410と同じレベルですが、Freetel MIYABI 雅のバッテリー持ちはそれほどネットでは評判が良くないようです。
それでもしかするとこのCPUは、処理能力による向上は若干あるとしても、全体的な電池持ちに関してはスペックダウンになってしまったのかもしれません。
うーむ…。Zenfone 3 Maxが、バッテリー5,000mAhと画面5.5インチはそのままで、他が全てアップグレードしていれば迷わず買いだったかもしれませんが、これは残念なことになってしまいました。でも、ということは…。
現行Zenfone Maxはバッテリー持ちを第一に考えるなら今でも、これからも買い。
といえます。なんといっても5,000mAhは他のスマホの追随を許しません。他は4,000mAh程度なんです。(HUAWEIのP8maxというモデルが4,360mAhですが、6.8インチなので、少し特殊。)
5,000mAhのバッテリーは、ライトユーザーなら1日だいたいバッテリー30%~35%程度の消費ですので、約3日は持ちます。
詳しくは、「Zenfone Max 驚異のバッテリー!初回レビュー。」「Zenfone Max 驚異のバッテリー!ゼロパーセントまでとことん付き合う。」をご覧ください。
せっかくなので最近のバッテリーの状態もお伝えすると…。
最近の消費履歴になりますが、7/26の22時に100%に充電して、ちょど3日後の同時刻22時頃でまだ11%も残っています。これ、別にバッテリーの節約を意識することなく、ごく普通に使ってです。ディスプレイのオートオフも10分後という贅沢な設定で、私は電源ボタンを押すのは面倒なのでほったらかして設定通り10分後に消灯させてます。節約する人は1,2分に設定すると思います。
つまりAndroidを何も知らない素人が普通に使って3日持ちます。
またZenfone シリーズの良いところは、突然、バッテリーの消費が速くなるという不安定さはありません。(ただし、セルスタンバイという問題は可能性はゼロとは言い切れませんので不安なら音声SIMやSMS付きSIMを使った方がいいですが。)
それでこの贅沢なバッテリー持ちは、当面、Zenfone Maxだけになりそうですので、これからも大切に使いたいと思います。