Zenfone 3 Max 5.2インチモデルが1月14日に発売!
こんにちはっ。ついにZenfone 3 Max 5.2インチモデルが発売になりましたね!
でも「Zenfone 3 Maxは微妙なスペックで悩むけどどうなんだろう。」で紹介しましたが、この5.2インチモデルは微妙なスペックで、購入に至るまでの「何か」が足りません。
皆さんはいかがでしょうか?
確かにZenfone 3というブランドなのに19,800円(税抜)というお手頃な価格、シンプルなメタルボディはこれまでスマホを持っていなかった人にとっては、電池持ちが良くバランスがいいので、お勧めできると思います。
でも私は初代Zenfone Maxユーザーなんです。この驚異のバッテリーは個人的にはとても気に入っているので、今後も同じシリーズに買い替えてもいいと思っています。今回の新しいMaxも好意的に受けとめるつもりでした。
例えば、初代Maxは202グラムというヘビー級なので、ポケットに入るといっても、ズボンのポケットに重たい辞書を入れるような気分になります。それがZenfone 3 Maxになって軽くなるのは相当メリットと言えます。5.2インチというサイズは手の小さい日本人にはちょうどいいとも言われています。
でも気になるのはやっぱりCPUがQualcommではなくMediaTekになったというのは大きいです。MediaTekでも高スペックならまだよかったのですがMT6737Mという、定価7,800円の「gooのスマホg06」と同じもの(クロック周波数は少し異なります)を積んでいるという…。
もちろんむやみにCPUのスペックを上げると、消費電力が上がることがあるので、あえての選択かもしれません。スマホは単なるスペックで比較するものではなくトータルバランスが大事です。それにしてもやはり決定打がないのです。
それでやはり…。
Zenfone 3 Max 5.5インチモデルを待つ!
ことにしました。これです。ぱっと見て5.2インチと大して変わりませんが。
海外モデルでは既にリリースされており、ASUSのグローバルサイトでは、既に「JP Version」の記載があるので日本版も出ると思われますので、期待は高まります。
やはりASUSは私のようなユーザーも考えているのでしょう。今回発売する5.2インチモデルでは、初代Maxユーザーの受け皿にはならないのです。
そこで…。
初代Zenfone MaxとZenfone 3 Maxの5.2インチと5.5インチモデルを比較。
してみましょう。
Zenfone Max (ZC550KL) | Zenfone 3 Max (ZC520TL) | Zenfone 3 Max (海外モデルZC553KL) | |
バッテリー | 5,000mAh | 4,100mAh | 4,100mAh |
待ち受け可能日数 | 38日(912時間) | 30日(720時間) | 38日(912時間) |
3G通話時間 | 37.6時間 | 20時間 | 17時間 |
Wifi Webブラウジング | 32.5時間 | 18時間 | 19時間 |
CPU | Qualcomm S410 | MediaTek MT6737M | Quqlcomm S430 |
RAM | 2G | 2G | 2G/3G/4G |
画面 | 5.5インチ 1280×720 | 5.2インチ 1280×720 | 5.5インチ 1980×1080 |
カメラ | 背面1300万画素/前面500万画素 | 背面1300万画素/前面500万画素 | 背面1600万/前面800万画素 |
指紋認証 | なし | あり | あり |
重さ | 202g | 160g | 175g |
価格 | 24,000円ぐらい | 19,800円(税抜) | 推定30,000円弱? |
しかし、改めて見ると、初代Maxはスタミナスペシャルスマホだったわけですねぇ…。今でも、アウトドア等の特殊な状況では、まだまだ需要がありそうです。
さて、Zenfone 3 Max 5.5インチモデルのメリットを考えてみます。
Zenfone 3 Max 5.5インチのメリット。その1。ディスプレイの高精度化。
まず、他のモデルと比べて画面が1980×1080というFHDになっています。5.5インチぐらいになると、初代Maxのような1280×720というHDと、今回のFHDの違いは分かりますので、この進化は大きいと思います。
一般的にこのクラスのスマホでFHDはめずらしいことではありません。でも、スタミナ重視モデルでFHDにしてきたという点です。HDよりもFHDのほうが綺麗なのは当然ですが、初代Maxではバッテリー重視のためにあえてHDを選びました。でもそうも言ってられない時代となりましたね。
その2。スペックは初代から2倍近く向上?
CPUも初代と同じQualcommというブランドで、型番がS410からS430になりました。ベンチマークAntutuのトータルスコアは4万を超えると思われます。メモリが4G積んでいると45,000近くになるかもしれません。初代は23,000ぐらいでしたので、スペック全体としては2倍弱のアップになるかもしれませんので、正常進化といえます。
その3。5.2インチモデルよりも電池持ちがいい?!
Maxシリーズを検討している人にとって一番大事な点です。
単純に考えれば今回のZenfone 3 Maxは5.2インチの方がスペックが低いので電池持ちは5.2インチが断然有利と考えるかもしれません。でも先ほどの表をもう一度よくご覧ください。
Zenfone Max (ZC550KL) | Zenfone 3 Max (ZC520TL)5.2インチ | Zenfone 3 Max (海外モデルZC553KL)5.5インチ | |
待ち受け可能日数 | 38日(912時間) | 30日(720時間) | 38日(912時間) |
3G通話時間 | 37.6時間 | 20時間 | 17時間 |
Wifi Webブラウジング | 32.5時間 | 18時間 | 19時間 |
なんとっ!
「待ち受け可能時間」と「Wifi Webブラウジング」では5.5インチの方が有利なんです。ディスプレイが高精度なのにWebブラウジングが長時間利用できる、これは、CPUがQualcommを使っているという恩恵が大きいのかもしれません。
私は通話はほとんどしませんので、待ち受け可能時間とWebブラウジングが長い方が自分にはあっているのです。このスペックも5.5インチがいいと思った点です。
その4。ASUSロゴとナビゲーションキー。
5.2インチモデルと5.5インチモデルを実際に見てみましょう。まず5.2インチモデル。
次に5.5インチモデル。
比較して何かお気づきでしょうか?
まず、5.2インチには「ASUS」というロゴが光っていて、これがダサいですっ!
メーカーさんとしてブランド力を向上したいことはわかりますが、全てを高級路線で固めるという覚悟があるメーカーでない限り、メーカーのロゴというのは、かっこよく見せることはできないということを認めて欲しいです。見せないのが基本だと思うのですが…。そのあたりの姿勢も5.5インチのほうが好感が持てます。
もう一つは下にある3つのボタン(ナビゲーションキー)が5.2インチには無く、5.5インチにはあります。
5.2インチはオンスクリーンボタンといって、画面の中に表示されるのです。これが一見スマートに思えるのですが、実は表示させるために1タップしないといけないので、手間になるんです。
例えばナビゲーションボタンが表示されていない状態で、ホームに戻らなければならない場合、ナビゲーションボタンを表示させるために1タップ、さらにホームボタンを押すために1タップ、という2アクションが必要になるので、個人的にはオンスクリーンボタンは不便と思っています。
ASUSもそれはわかっているような気がします。オンスクリーンは電子部品としてボタンを組込む必要がありません。それで5.2インチモデルは操作性ではなく、コスト優先のためオンスクリーンにしたのではないかと推察します。他のZenfone シリーズはナビゲーションボタンはありますので。
まとめ。
ということで、あとはZenfone 3 Max 5.5インチモデルの国内版の価格次第ですね。
できれば25,000円ぐらいで出してもらえれば買いですが、30,000円以上だったら、5.2インチモデルか、Zenfone 4 Max(笑)にするかもしれません。
それではまたっ。