Zenfone 3 Max は微妙なスペックで悩むけどどうなんだろう。

出典:ASUS公式サイトより。Zenfone 3 Max
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Zenfone 3 Maxが日本でもいよいよ登場!

こんにちはっ。Zenfone 3 Maxが来年、2017年1月中旬に発売されますね。

Zenfone MaxはZenfoneシリーズのバッテリー強化版です。これが実にバッテリー持ちがよくて私は愛用しています。それでついに日本でも新しいMaxが出るというのでワクワクしています。

Zenfone maxは今買いなのか。それともZenfone 3を待つべきか。」でご紹介していた通り、2016年7月にベトナムで既にZenfone 3 Maxのスペックは明らかになっていました。

このベトナムで発表された当時は、今のMaxよりバッテリー容量が減っていたり、CPUはMediaTek製になったし、がっかり感満載だったのですが、今となっては期待しています。

なぜかというと….。まず改めて国内バージョンのZenfone 3 Maxのスペックを旧Maxと比較してみたいと思います。

Zenfone 3 MaxとZenfone Maxのスペック比較。

Zenfone Max Zenfone 3 Max 個人評価
バッテリー 5,000mAh 4,100mAh ↓18%減
待ち受け可能日数 38日 30日 ↓21%減
3G通話時間 37.6時間 20時間 ↓47%減
CPU Qualcomm S410 MediaTek MT6737M →Antutuベンチマークで性能は若干アップ?
RAM 2G 2G →変わらず
画面 5.5インチ 1280×720 5.2インチ 1280×720 ↑コンパクトになった。
カメラ 背面1300万画素/前面500万画素 背面1300万画素/前面500万画素 →変わらず
指紋認証 なし あり ↑便利になった
重さ  202g 160g →軽くなった
価格 25,000円ぐらい 19,800円(税抜) ↑ヤ・ス・イ!

Zenfone 3 Maxは価格が安い!

まず、税抜で19,800円という価格で出してきたのは意外でした。

Zenfone 3のスタンダードモデルは4万円近くするのですが、その半額で買えるので、感覚的にかなりお手頃ではないでしょうか。

もちろんネガティブな要素はたくさんあります。

CPUはこれまでZenfoneシリーズで用いられてきたQualcommではなく、安いスマホに載っているMediaTek製に変わってしまいました。さすがに発表当時はこれでもZenfoneなの?これってありなの?って思いました。

さらに今のMaxのバッテリーよりも小さくなっています。メモリーも2Gで今のMaxと変わらず、今となっては必要最低限のスペックともいえるかもしれません。話題のDSDSもありません。

出典:ASUS公式サイト。Zenfone 3 Max
出典:ASUS公式サイト。Zenfone 3 Max

でも注目したいのが指紋認証があり、流行の2.5D曲面ガラスだし、背面はメタルボディー。デザイン的にはZenfone 3ほどの美しさは無いとしても、シンプルで丸みを帯びたデザインは十分クオリティー的にも満足できますので、価格を含めたトータルバランスとしては、確実にアップデートしていると言えます。

性能は若干アップ?

今のMaxのCPUはQualcomm S410で、試しにAntutuベンチマークアプリを使ってみると26,183でした。

Zenfone MaxのAntutu ベンチv6.2.6

それが、Zenfone 3 Maxだと海外モデルでは40,000近くになるようです!もしそうだとすると性能は1.5倍アップです。これは楽しみです。

[追伸]国内モデルは30,000弱のようですね。しょんぼり…。

競合は他にもいろいろ。でもバッテリー重視だとやっぱりMaxか。

12月に登場したgooのg07はオクタコアCPU MT6750Tに、ディスプレイは5.5インチの1920×1080、メモリ3G、アルミボディで19,800円です。スペックは完全にMaxは負けています。

でもバッテリーは3,000mAhですし、待ち受け何時間といったバッテリーの持ちのスペックは公表していません。つまりこれはハイコスパのスマホであって、バッテリーについては1日持てばいいという一般的なモデルです。スタミナを重視したMaxとはそもそも路線が違います。

出典:gooのスマホ公式サイトより。g07
出典:gooのスマホ公式サイトより。g07

そうなると、実は今回のMaxは同時期に出るFREETELのPriori4が、スペック的にはZenfone 3 Maxと酷似していますのでライバルになるのかもしれません。

バッテリーは4,000mAhでCPUはMT6737(Zenfone 3 MaxはMT6737Mなので若干上)、メモリは2Gなのでほぼ互角。こちらは5インチ。価格は14,800円とかなりお安いです。

出典:FREETEL公式サイト。Priori4。
出典:FREETEL公式サイト。Priori4。

でもご覧の通り、ちょっとデザインが…。富士通みたいな少し手堅い国内メーカーがいわゆる「都会的」としてデザインした感じなんですよね。外装もチープです。買ってよかったと思えるかどうか…うーむ。

14,800円なので無理もありませんが、Zenfone 3 Maxやg07がかなりの品質にもかかわらず19,800円なので比較してしまいますよね。5,000円の差でこれだけクオリティーの違いがあるとちょっと考えてしまいますよね。スマホは数年使いますので。

また、このPriori4はバッテリー重視モデルにかかわらず、バッテリー持ちに関する正確な情報は公表していないんです。

5.2インチというサイズ感や軽量感も価値あり!

先ほどの通り、g07は5.5インチでFREETEL Priori4は5インチ。このZenfone 3 Maxは5.2インチなんです。

5.2インチって、従来の5インチスマホのサイズそのままで画面がちょと大きいという新しいサイズです。それほど種類はありませんので、この新しいサイズ感もZenfone 3 Maxのメリットと言えます。

今までのMaxと比べて40グラム以上軽くなったのもより一般的なユーザーに受け入れられるスマホになったと言えます。

まとめ。

今のところMaxシリーズだけが、まともにバッテリー持ちに関する正確な情報を公表しています。これはバッテリー重視モデルとしての自信の表れです。実際、これまでのZenfone Maxの省電力機能は定評があります。それでこれからもスタミナ重視スマホはMaxシリーズで決まりそうです。

バッテリー重視でなく、単にコスパ優先ならg07になりそうですね。

でもバッテリーが切れればスマホはただの文鎮。Zenfone 3 Maxは充電をあまり意識せずに使えて、必要な機能が一通りそろい、価格も安いという、Zenfoneらしく誰にでも使えるスマホになっているように思います。

Zenfone Maxユーザーであれば、最近、もう少し処理が速ければいいなぁと思うことが出てきたのではないでしょうか。それでZenfone 3 Maxに切り替えたいところですよね。しかし、性能面が若干アップというのが中途半端。それでも指紋認証があるし、価格を考えると買い替えてもいいかな…微妙なところです。

Zenfone 3 Maxの5.5インチモデルも控えているようですので、もう少し静観してもいいのかもしれません。

Zenfone 3 Maxはゴリラガラスなの?」とか、「Zenfone 3 Maxは5.2インチよりも5.5インチモデルのほうがいいのか?」ということもあります。いろいろ気になることはあるので、少し悩みたいと思います。

それではまたっ。

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