こんにちはっ!
HUAWEIが追いつめられてきました。スマホのクオリティーとしては申し分なく良いのですが、ひとまず日本国内ユーザーとしては“待ったをかけられた状態”というのが正直なところではないでしょうか。
そんなところへ突然、2018年12月21日にコスパ感高めのスマホがASUSから登場しました。
それが。
Zenfone Max Pro M1
なのです!
ていうか、毎度のことながら名称が混乱します。どんだけMaxだせば気が済むのでしょう。
このブログでも混乱するのでまとめとしてこんな記事を書いたばかりでした。
また間違って買う人が増えそうです。母ちゃんに買ってきてもらってはいけないスマホ第一位になりそうです。
繰り返しますが、これはZenfone Max Pro M1です。Zenfone 4 MaxでもZenfone Max M1でもZenfone Max Plus M1でもありませんのでご注意。
さて。このZenfone Max Pro M1。
ここ最近のMaxシリーズのような軟弱仕様ではなく、Proという名に恥じない、かなり硬派なスマホに仕上がっています!
まず第一にバッテリー持ち
ついにこの容量が出た。バッテリー特盛の5,000mAh!
5,000mAhのスマホってかなり限られています。
最初に登場したのはロングバッテリースマホの火付け役となった初代Zenfone Max。2016年3月18日に発売され、“Androidスマホはバッテリーがすぐに切れる”という常識を覆したスマホとして一代で一定の地位を築いたのです。
しかし重量が202グラムでヘビー級だったので重すぎるということで、その後のMaxシリーズはバッテリーはダイエットし4,000mAh程度に抑えたものばかりでした。その結果、ロングバッテリーとは言うものの、尖った“Max感”がなくなってしまったのは事実。
それがここにきて原点回帰の5,000mAh。これこそがZenfone Max。
そして初代Zenfone Maxは連続通話時間が37時間(3G)でした。それが今回のZenfone Max Pro M1はそれを大きく上回り連続通話時間が42時間(3G)です。上のASUS公式サイトでは4Gの時間のため41時間となっています。
42時間ってどれほどスゴイのでしょうか?
yourfones.netでZenfone Maxシリーズの電池持ちを比較してみましょう。一番上が今回登場したZenfone Max Pro M1です。Zenfone Maxシリーズの中でもダントツでロングバッテリーなんです。キングオブロングバッテリー!
ちなみに2018年10月に発売されたiPhone XファミリーとZenfone Max Pro M1のバッテリー持ちをyourfones.netで比較してみましょう。iPhoneも電池持ちが良いと評判のスマホですけど、こんな感じで桁違いで比較になりません。iPhone XSのなんと二倍の電池持ち!これは鈍感な人でも、“うわっバッテリー全然なくならないっ”と口に手を当てたくなります。
次に。
画面もMax!
yourfones.netでZenfone Maxシリーズを画面サイズで比較してみましょう。今回のZenfone Max Pro M1は6インチでシリーズの中でも最大。
これまで消費電力を抑えるためにこれほど大画面のMaxシリーズはなかったのですが、大胆に縦横比18:9の6インチフルHD+ワイドディスプレイという大画面になりました。それでもバッテリーは超長持ちなんです!
参考までにyourfones.netでZenfone Max Pro M1とiPhone Xシリーズの画面サイズを比較すると、iPhoneなのに大きすぎると言われるiPhone XS Maxとほぼ同じ。サイズ感としても特盛です。
今流行りのノッチ(上部の切り欠き形状)付きフルビューディスプレイではありませんが、黒い部分のベゼルは比較的狭いので、画面領域としても満足いくものと思います。
処理速度もMax!とは言えないものの…。
Maxシリーズの中では相当速いです。なんとZenfone 5と同じプロセッサーQualcomm Snapdragon 636を搭載!
youfones.netでZenfone MaxシリーズのAntutuベンチマークスコアで比較してみましょう。桁違いに速いことが明らかです。
これまでZenfone Maxシリーズはプロセッサーは控え目なものを使っていました。それによって消費電力でもメリットがあったと思われますが、“バッテリー持ちが良いからスペックは控えめでやむを得ないよね”、という我慢を強いられる部分もあったんです。
でもMax Pro M1は攻めたスペックとなっていますので、スマホをガンガン使い倒してもバッテリー長持ち!
さらに。
ピュアアンドロイド!
Max Pro M1はアンドロイドをカスタマイズしていない素の状態のアンドロイドです。
最初、こんなのありなの?と思いました。
Zenfoneがピュアアンドロイド?それだとZenfoneじゃない??
そうなんです。もうZenfoneじゃないと思ってもいいかもしれません。これまでZenfoneを使っていたユーザーにとっては、年齢問わず使いやすいと好評だったユーザーインターフェースのZenUIもありませんので、物足りない、質素すぎる、手抜きなのでは…と思うかもしれません。
でもプロ仕様と言ってしまえば、案外好意的に受け入れられます。
このあたりは購入の分かれ道になりそうですが、モトローラ―のmotoシリーズのようなピュアアンドロイドを搭載してきたスマホユーザーなど、これまでZenfoneを敬遠してきたユーザーも獲得できる可能性を秘めています。
カメラは??
今ではスマホの常識となったデュアルカメラなのでボケ感ある写真を撮影できますので今どきのスマホの最低限の機能はあります。
スペックとしてはメインカメラは1600万画素と500万画素のデュアルカメラ。インカメラは800万画素。期待はそれほどできないでしょう。
さらにZenfoneと言えばサブカメラに広角カメラを搭載し、ワンタッチでワイドに切り替えて撮影できたのですが、このMax Pro M1は広角カメラがありません。
このあたりもこれまでのZenfoneとは思わないほうがいいですので欠点と言えば欠点です。
デュアルで広角カメラを持つMaxシリーズが良ければ、Zenfone 4 Max、Zenfone Max M1、Zenfone Max Plus M1になりますのでご注意。
肝心の価格は?
このZenfone Max Pro M1が30,000円程度で買えます!
他の追従を許さない超ド級バッテリー長持ち、6インチフルHD+ディスプレイ、Zenfone 5並みの処理速度でこの価格。
コスパも高いのでカメラが弱いということさえ理解していれば、これは結構“買い”と言えるスマホではないでしょうか。
最近、HUAWEIやOPPOなどの中国勢に押され気味でしたが、ここにきて再びASUSはコスパ感のいいスマホを出してきました。
しかも昨今の国際情勢を考えると、台湾を本社に置くASUSのスマホは再び脚光を浴びることになりそうです。
激動のスマホ情勢の2018年。
その締めくくりに登場したZenfone Max Pro M1は競合がひしめく30,000円前後のスマホの中で存在感のあるスマホとなりそうな予感です。
それで買おうかなと思ってもう少し考えました。その様子はこちらに書いていますのでご覧ください。
それではまた!