結構使える?1万円台で買えるスマホ ASUS Zenfone Live (L1)

Zenfone Live (L1)(出典:ASUS公式サイト)
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こんにちはっ。

なんだか最近ASUSが調子いい感じ。HUAWEIが不本意ながら日陰に追いやられてしまったということもあり、まだまだ相対的なものかもしれませんが…。

2018年12月に登場したバッテリー5,000mAhでAntutuスコア11万越えのガンガン使えるASUS Zenfone Max Pro M1。これ、けっこういいです。

でも、同時期に発売されたASUSの他のスマホもなかなか良さそうです。

それがZenfone Live(L1)です!

なぜ注目なのかと言うと、イチキュッパみたいな「それって結局2万円ですよねっ?」というちょっと騙された感のある価格ではなく、税込で1万円台で余裕で買えるんですよ。

つまりケースとかSDカードとか買っても2万円で収まるという、おサイフに嬉しい価格設定。

でもこのクラスのスマホになると、たいてい初めての人向けとか年配の方とか子供向けとか、いわゆる“エントリー”スマホになります、そこには欠点が。

エントリースマホの欠点

エントリースマホって「安っぽい」「バッテリーが持ちが悪い」とか、とにかくアンバランスなことが多く、慎重に選ばないと後で後悔します。

エントリースマホが「安っぽい」のは実際に安いのでしょうがないと言えるのですが、頭ではわかっていてもスマホって常に持ち歩く道具なのでチープ感はずっと引きずることになり、長く使う気にはならないんですよね。100均と同じで大切にしない。

その昔、一万円で買ったスマホ
その昔、一万円で買ったスマホ

そして「バッテリー持ちが悪い」。メーカーは「このスマホはバッテリー持ちは悪いです」なんて説明しないのでバッテリー持ちが悪いスマホは良いとも悪いとも言いません。買ってから気づくことになるのですが、バッテリー持ちが悪いのは致命的で“やっぱり使えない”という烙印が押されることになります。

それで本題に戻ってこのZenfone Live(L1)。

何がいいのか同じ価格帯のスマホを比較して考えてみたいと思います。

同じ価格帯でどんなスマホがあるの?

気づけば最近はエントリースマホってかなり減ってきたのです。1万円台半ばで購入できる2018年から2019年のスマホとしては。

2018年6月発売のモトローラMotoシリーズのエントリースマホe5。

同じく2018年6月発売のCoviaのFLEAZ BEAT。

そして2019年1月に発売予定の一風変わったフランスのスマホWiko Tommy3 plus。

さらにHUAWEIのスマホが昨今の不穏な空気のために安くなっていますので、2018年2月に発売されたnova lite 2あたりも同じ価格帯になりつつあります。

そして念のためZenfoneのMax(M1)も結構売れていますしスペックがLive(L1)に酷似していますので比較対象にあげておきたいと思います。

では画面サイズを比較!

yourfones.netを使ってこれらのスマホを比較してみましょう。yorfonesではスマホを動かして重ねて比較したり実物大にしたりできますのでとても便利。買う前には一度ここでサイズ感などチェックしたほうがいいです。

Zenfone Live(L1)、Zenfone Max(M1)、Wiko Tommy3 Plus、Moto e5、Covia FLEAZ BEAT、HUAWEI nova lite 2の画面を比較
Zenfone Live(L1)、Zenfone Max(M1)、Wiko Tommy3 Plus、Moto e5、Covia FLEAZ BEAT、HUAWEI nova lite 2の画面を比較

これでわかるのは一番左にあるZenfone Live(L1)とその隣のZenfone Max(M1)はほぼ同じサイズ。

左から3番目のTommy3 Plusも左の二つのZenfoneとほぼ同じ大きさですが、画面が若干小さいことに気づきますよね?実はTommy3 Plusは5.45インチなので画面は0.05インチという若干小さいのです。

それでコンパクトなのに画面が比較的大きいのがZenfone Live(L1)。

画面だけで言えば大きいほうが良いならMoto e5やnova lite 2も候補になりそうです。Covia Fleaz BEATは上下の黒い縁が太いのでちょっと古臭いですね。

ちなみにZenfone Live(L1)が発売された2018年12月前後に登場したスマホを比較してみましょう。yourfones.net上では自由に動かせますので、Zenfone Live(L1)を中央に置いてみました。

2018年12月前後に発売されたスマホと比較
2018年12月前後に発売されたスマホと比較

これからわかりますが、最近は全体的にスマホは大型化していますのでZenfone Live(L1)はかなりコンパクトですね。Live(L1)の左下にあるSHARP AQUOS R2 compactはもっと小さいですが、超コンパクトにするためにかなりのコストかけていますので10万円近くします。それで対象外。

本体デザインについて。

Zenfone Live(L1)のデザインは“ふっくらしてシンプル”という他にはない優しい雰囲気でなかなか味わいがありますよね。公式サイトには“メタリック加工”といううまい表現をしています。メタリック風に見える加工をしているだけで、つまりメタリックではない、と思われます。でもASUSのロゴも控えめだし背面に他に文字がいっさいなく好印象。

Zenfone Live(L1)(出典:ASUS公式サイト)
Zenfone Live(L1)(出典:ASUS公式サイト)

前面にロゴがなく、シンプルさを極めていてASUSも余裕が出てきました。

Zenfone Live(L1)(出典:ASUS公式サイトより)
Zenfone Live(L1)(出典:ASUS公式サイトより)

重さについて

先ほどの6種類のスマホで重さを比較してみましょう。一番上がZenfone Live(L1)になります。これを見ると明らかですが一番軽いんですよね。

1万円半ばのスマホの軽さを比較
1万円半ばのスマホの軽さを比較

2018年以降発売されたスマホで140グラム以下は極めて少ないので、安くて軽いスマホなら、このZenfone Live(L1)はいいですね。

バッテリー持ちについて

この6種類のスマホのバッテリー持ちはどうでしょうか。Zenfone Live(L1)はグラフで一番上です。Tommy3 PlusやMoto e5やFleaz BEATが空白なのは公表していないからです。公表していないスマホはバッテリー持ちが極端に悪いこともありますので基本的にはおススメできません。

バッテリー持ちを比較
バッテリー持ちを比較

Zenfone Live(L1)の連続通話時間はカタログ値では1,656分ですので27.6時間です。ただ公式サイトにあるバッテリー持ちの説明には26時間ともあるのでカタログは間違いなのかもしれません。

Zenfone Live(L1)のバッテリーについて
Zenfone Live(L1)のバッテリーについて

仮に26時間としても、かなり持ちます。一般的なスマホは15時間から20時間程度です。

連続通話時間といっても、最近はスマホを使って実際に通話することは少ないと思います。それでもこの値の半分ぐらいの時間が充電なしでスマホを使える時間に近くなります(使用条件や環境によって差異はありますが)ので、目安としては役に立ちます。

例えば睡眠時間も考えると、だいたい丸1日スマホを使うと言っても実質12時間ぐらいです。

連続通話時間がZenfone Live(L1)のように26時間なら、その半分の13時間ぐらいは充電なしで使えると思っていれば、そんなにずれはありません。

それでスマホとしての一般的な使い方、例えばブラウザ使ってインターネット検索したり動画見たりメールやLINEなどいろいろやってもZenfone Live(L1)は1日は十分に使えると思います。

Zenfone Live(L1)は、この価格でこれだけのバッテリー持ちというのはかなり優位になると思われます。

その他のスペックを比較

6種類のスマホのその他のスペックをyourfonesで比較してみましょう。

Zenfone Live(L1)、Zenfone Max(M1)、Wiko Tommy3 Plus、Moto e5、Covia FLEAZ BEAT、HUAWEI nova lite 2のスペックを比較
Zenfone Live(L1)、Zenfone Max(M1)、Wiko Tommy3 Plus、Moto e5、Covia FLEAZ BEAT、HUAWEI nova lite 2のスペックを比較

Live(L1)のカメラはデュアルカメラではありませんのでボケ感ある写真は撮影できません。デュアルがよければnova lite 2や、少し価格は上がりますがZenfone Max(M1)になります。

スペックを見ればFleaz Beatを除けばf値2のレンズを搭載していて画質としてはどれも同じぐらい。それで期待しなければ、光が十分あたるところであればそこそこの写真は撮れるという感じです。

気を付けたいのはストレージ(ROM)です。アンドロイドはSDカードで増設できるとはいうものの、写真やアプリのデータの領域を拡張できるだけです。システムがROMを使いますので今のスマホは32Gはあったほうがいいです。それでROMが16GしかないTommy3 PlusやMoto e5はそのあたりを十分考慮して購入することをお勧めします。

処理速度はZenfone Live(L1)はSnapdragon 430で、最低限使えるレベルは確保しています。デファクトスタンダードなQualcomm社製のプロセッサーを使っているのは安心できます。処理速度はあまり期待はできませんが、メールやLINEやインターネット検索などには十分に使えます。

HUAWEI note lite 2は?

このスペック表で比較すると同価格帯では明らかにnova lite 2が一番お買い得なんです。デュアルカメラに解像度1,080×2,160で各段にキレイ。重さも143グラムで軽い、処理速度を表すAntutuスコアも他のスマホが4~5万程度ですが、nova lite 2は8万から9万です。

今、nova lite 2が安くなっているのはご存知の通りネガティブなニュースがあるからです。

 

でもHUAWEIはエントリーモデルのnova lite 2でもかなりハイクオリティーでモノとしては良いです。このブランドが気にならなければ、かなり買いと言えます。

ちなみにnova lite 2はスマホの表にHUAWEIというロゴが見えますのでそこが気になるかどうか…ですね。

nvoa lite 2
nvoa lite 2

結構、いいかもって思うならこちらの記事もご覧ください。

最後に。

Zenfone Live(L1)は1万円程度ではなく、1万円台の後半。エントリーモデルとしては若干高いです。

でも他と比較してわかることは、極端な欠点がなく、最低限“使える”バランスの取れたスマホになっていることがわかります。

140グラムの軽さ、連続通話時間26時間のバッテリー長持ち、コンパクトで5.5インチの大画面。

1万円台後半という価格で実現できた“ありそうでなかった”絶妙なバランス感のあるスマホ。Zenfone Live(L1)はエントリースマホとしての定番となるかもしれません。

もう少しメモリを増やしてデュアルカメラが欲しいなら、5千円ほどアップしますがZenfone Max M1もいいかもしれませんね。

それではまたっ!

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