Jelly 2レビュー!意外に良かった超ミニスマホ。でも…。

Unihertz Jelly2
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こんにちは!

超ちっちゃいスマホ Unihertz Jelly2 買った…。

2021年6月中旬でamazon売り上げランキングだと20位あたりだけど、その他のスマホはごく普通のスマホばかりなので、キワモノスマホの中では一番売れているとも言える。

ちなみにamazonだと発売直後は24,999円で販売されていたけど数日後にすぐに1,000円アップして25,999円で販売するようになった。その後再び価格変更して24,999円になった。私はこの高値の25,999円で買ってしまった。amazonはダイナミックプライシングなので、安く購入したいならFOX STOREでの価格や、Unihertz本家からもJapanモデルを購入できるのでチェックしてみてください。

私は最近は1,000円差はどうでもよくて購入処理自体を簡単に済ませたいからamazonで買ってる。ワンクリックで買えるし発送手続きも速いことが多し返品もやりやすいから。

購入した理由

私はミニスマホって基本、反対派。まず当然ながらバッテリーが少ない。なので楽天miniなんてバッテリーが1,250mAhしかないから論外。少し前のPalm Phoneは800mAhしかなくて安易に買わない方がいいです。

それでミニスマホって「サブスマホに良い」って結論になりがちだけど、その評価って褒めてるわけではなくて、限りなく使えないスマホのことを角を立てずに言う表現だと思っています。二台持つのはスマートじゃない。サブスマホは結局お蔵入りになる。

でも単純にサイズ感で言えば、小さいほど良い。だから技術の進歩によって年々小さいサイズでもまともなスマホが出ています。Pixel 4a、iPhone SE2、iPhone 12 miniあたりなんてかなり良いよね。小さいサイズでチマチマと高度なことができるのは見ていて楽しい。

そんな中、このJelly2の登場だ。

メモリ6Gにストレージ128G、CPUはHelio P60でそこそこ使えそう。2,000mAhというバッテリー容量は多くはないけど最低条件はギリギリクリアしている感じ。そして決定的に背中を押したのが2万円台半ばのお手頃価格でおサイフケータイ対応。日本で売る気満々。こういうスマホを出してくれるのは大賛成なので、その気持ちは実際に買って表そうと思って購入に至った。

結果はいかに?

外箱

箱は意外に大きい。左がiPhone 12 miniの外箱でそんなに変わらないサイズ。

iPhone 12 miniの外箱(左)とJelly 2の外箱(右)
iPhone 12 miniの外箱(左)とJelly 2の外箱(右)

外箱の裏側。モデルJelly 2 JPとの記載があり、日本モデルであることが明記されている。そして技適マークもしっかり記載。安心ですね。キワモノスマホでここまで日本に歩み寄ってくれたスマホがあっただろうか。3インチという小さなサイズですが納得できるスペック。

Jelly 2の外箱の裏側
Jelly 2の外箱の裏側

付属品

外箱の中に内箱があるのですが、それをあけると、説明書と保証書とSIMピン、そしてなんと…液晶保護フィルムも入っていた!

Jelly2の付属品。液晶保護フィルムも入っている!
Jelly2の付属品。液晶保護フィルムも入っている!

説明書の中を見ておくと、一応バンドが気になる方もいらっしゃるかと思って写真とっておきますね。

Jelly 2の対応バンド
Jelly 2の対応バンド

あと左側に各機能の説明、右側に付属品一式も説明されています。それでなんとケースも付属していた。

Jelly2の各機能や付属品について
Jelly2の各機能や付属品について

なので本体の包みを取り出すと最初からケース付属の状態になっていました。

Jelly2はケース付属
Jelly2はケース付属

で、驚いたのが液晶保護フィルムが既に貼ってある!つまり、最初から既に貼っているだけでなく、さらに予備としてフィルムがもう1枚付属されているんです。これはすごい。

液晶保護フィルムが最初から貼ってある!
液晶保護フィルムが最初から貼ってある!

そして付属品としては充電器、USBケーブル…ストラップまである!ストラップ付のスマホって初めてだな。充電器は5V 1.5Aなので充電は速くないですが、バッテリーが2,000mAhしかないのでこれで十分と考えたのかな。

ストラップ、充電器、USBケーブル
ストラップ、充電器、USBケーブル

ケースはこんな感じでごく普通です。

Jelly 2付属ケース
Jelly 2付属ケース

本体

本体はこんな感じ。えっと、第一印象としてはカナブンみたいで超ダサいです。よくもここまでダサくしましたね。そしてカラーはメタリックなグリーン。デザインもダサければカラーもダサい。私が購入してきたスマホの中で史上最悪のデザインです。ちなみに赤いボタンはショートカットキーでデフォルトの設定だとフラッシュ部分が点灯して懐中電灯代わりになります。

Jelly2の本体
Jelly2の本体

でも厚みが1.7cmあるのでできるだけ厚みを感じさせないよう丸みを帯びてこんなデザインになってしまったんだろうけどこれはちょっと…。下部にはモノラルスピーカーの穴があります。

Jelly2の本体はカナブン
Jelly2の本体はカナブン

上側にはイヤフォンジャックとIRコントローラーとサブマイクが設置。背面には指紋認証とカメラがある。基本は一通り備わっていますけど、サイズが小さいので指紋認証は逆に指が届きにくくて不便。背面認証はスマホが大きくても小さくても不便ですね。側面ボタンに指紋認証があればよかった。

Jelly2 上側
Jelly2 上側

microSDカードと排他でデュアルSIMが使えるのですが、そもそもバッテリー小さいからこのスマホにSIM二枚挿そうとは思いませんね。

Jelly2のSIMトレー
Jelly2のSIMトレー

さて。手で持ってみた

うぉ。これはちっちゃい!!手のひらにすっぽり収まって握るとスマホを隠せるぐらいです。

Jelly2手で持ってみた
Jelly2手で持ってみた

でも普通のAndroidと同じくフルキーボードが出てくるんですよね。これはスゴイ。小さいので多少打ちにくい感じはするものの、思っていたより普通に打てます。

Jelly2は超小さい!!
Jelly2は超小さい!!

コンパクトスマホと言われるGoogle Pixel 4a(右)と比較してもかなり小さいです。でも小さいだけで意外に読める、つまり実用レベルは満たしているという印象です。

Jelly2とpixel 4aを比較
Jelly2とpixel 4aを比較

このミニサイズに魅力を感じるかどうかが購入の分かれ道。

Jelly2とpixel 4aの画面を比較
Jelly2とpixel 4aの画面を比較

かなり小さい。

Google Pixel4aとJelly2
Google Pixel4aとJelly2

google マップも小さいなりに使える。私としてはこのGoogle Mapの表示が意外にワクワクした。小さい画面でサッと見ながら散歩とか楽しそう。でもバッテリーの心配があるしな…現実は厳しい。

Jelly2でGoogleマップを表示
Jelly2でGoogleマップを表示

そしてこのスマホ。壁紙の初期設定がなんと富士山&サクラ。おもてなし感満載で日本に好かれようとする低姿勢ぶりにはマイリマシタ。

Jelly2の壁紙がなんと...。
Jelly2の壁紙がなんと…。

しっかり技適マークも表示されるし。

jelly2はしっかり技適マークが表示される
jelly2はしっかり技適マークが表示される

おサイフケータイにも対応。こんな画面はなんかホッとする。

Jelly2はおサイフケータイに対応
Jelly2はおサイフケータイに対応

Antutuはバージョン9で約20万なので十分。Andorid自体の動きは思ったよりも良くスイスイ動きます。googleのPixel 4aに似た雰囲気で素のAndroidの良さが伝わって来る。このあたりが好印象。

Jelly2のAntutuはバージョン9で約20万
Jelly2のAntutuはバージョン9で約20万

重さは109グラムです。サイズの割りには案外重いんだなって感じます。これが少し欠点かな。でもバッテリーをこのサイズにしては多めにしているのでやむを得ないです。バッテリーがこれ以上少なくなるなら使えない。

Jelly2は109グラムで思ったより重い
Jelly2は109グラムで思ったより重い

カメラは…。

iPhone 12と簡単に比較するとこんな感じ。オートモードで撮影しました。比較相手が悪いとは思いますが、Jelly2のほうが暗くてのっぺりした感じになります。なので描写能力は弱く、あくまでも記録用として考えればまずまずといった感じ。

Jelly2とiPhone 12のカメラを比較
Jelly2とiPhone 12のカメラを比較

プロモードもあり、そこでは「白熱灯」「蛍光灯」「温かな蛍光灯」「昼光」「曇り」「たそがれ」「日陰」というモードもあります。オートの色づくりが気に入らないならこのあたりで簡単にある程度は調整できるのでオモチャのカメラとしては案外楽しめるという感じでもある。

総合評価

ミニスマホという割にはそんなに不便を強いられることはない、といのが第一印象。実用レベルを満たす最小サイズとしてはこの3インチが限界であり、その限界レベルを明確にしてくれたスマホという感じ。

Jelly2は小さいが普通のAndroidスマホ
Jelly2は小さいが普通のAndroidスマホ

そしておサイフケータイなど一通りの機能がそろっていて意外にそつなくこなす。このサイズでもできることは普通のスマホと変わらないのが驚きさえ感じた。

キャリアに依存した日本メーカーのスマホよりも、かなり素直なAndroidスマホとして使えるので動きとしてはGoogleのPixelに通じるものさえある。3インチという極小サイズでピュアに近いAndroidが使えるのも大きなメリット。

最大の欠点としてはカメラだ。まあこんなサイズでしかも2万円台のスマホにカメラは求めないだろうからこれでいいのだろうとは思うけど、カメラに少しでもこだわるならやめたほうがいい。私は持ち歩くのは1台と決めているので、やはり高機能なカメラを持ったスマホを1台だけ持ち歩きたい。

次にバッテリーは2,000mAhとは言え、やはり減りは速い。1日フルで使いたいなら、モバイルバッテリーを持ち歩くか、昼間にコンセントをさせる環境だったら一度充電する必要はある。私は5,000mAh程度のスマホに慣れてしまったため、その点ではやはりミニスマホには戻れないと今回改めて思った。

なので正直な感想を一言で言えば「実に惜しい」という感じ。このサイズの定番スマホとなって毎年アップデートしてくれれば一定の地位は築けるような手ごたえを感じたので、いつかはまた購入する日が来るかもしれない。私としては厚みを2.5cmぐらいでさらに増していいからバッテリーを多くして、さらにLeicaと手を組むとかしてカメラ性能を上げてくれればと思うけど無理でしょうね…。

ということで今回の結論は「サブスマホ」だ。

買った直後は結構自宅で使っていた。小さいサイズなので本来は持ち歩いてこそ活きてくると思うんだけど、バッテリーが少ないので持ち出せなかった。なので自宅で軽いから寝転がって見るとか、電卓代わりに使うとか、音楽聞くとかそんな用途になっていた。

そんな感じでこのサイズ感や動作感はツボにはまりそうなんだけど、朝起きてから寝るまでの一通りのサイクルの中での毎日の使用に耐えられるかというとそうではなかった。今はほとんど使っていない。お蔵入りだ。スマホって大は小を兼ねるのかな…とは思った。

それではまたっ!

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