こんにちはっ!
バッテリー5,000mAhという最大級のバッテリーを積みながらも思ったよりも意外に持ちやすいし渋いスマホ。ASUSのZenfone Max Pro M2。
もちろん全方位に完璧なスマホなんてありませんので、いくつかある欠点を理解した上で購入すると満足度の高いスマホになること間違いなし。
買ってわかった気になるところはこちらに書いていますのでご覧ください。
上の記事にもありますが、発売当初は価格comの人気ランキングで堂々1位になったものの、その後の製造ミスによって急降下。でもメーカーであるASUSは返品か交換という思ったより早くて真摯な対応だったので、それは過去の事となりつつあります。実際、2019年5月下旬時点では、価格comのスマホ人気ランキングでNo.3に再び浮上するというなんともお騒がせなスマホ。
まあでもそれだけ魅力のあるスマホということだと思います。HUAWEIの不穏な空気もありますのでますますASUSのスマホに期待が高まります。
そしてこの5,000mAhというロングバッテリースマホに魅せられたなら、実は同じ5,000mAhのスマホがもう一つある。
それがZenfone Max Pro M1。結局Zenfone Maxシリーズなんですけどね。Pro M2の一つ前の世代のモデルです。
ただ一つ前のモデルとは言え、一般的に旧モデルと新しいモデルは1年以上の開きがありますが、このZenfone Max Pro M1は日本での発売日が2018年12月21日でPro M2の発売日は2019年3月15日です。
つまり3カ月しかニューモデルになれなかった珍しくも不運なPro M1。
リリースタイミングだけの理由で日陰に追いやられたPro M1なので目立たないけど実力があるんです。用途にマッチすれば狙い目のスマホ。
それでは比較してみましょう!
まず簡単にスペックを比較
このブログでおなじみのyourfones.netを使ってZenfone Max Pro(M2)とZenfone Max Pro(M1)を実寸の画面サイズで比較してみたいと思います。
この通りサイズはほぼ同じ。重さは5グラムしか違いません。
Zenfone Max Pro(M2)とPro(M1)のスペックを比較してみましょう。2019年5月下旬での価格差は5,000円~7,000円前後。Pro M2はワンランク上の価格になります。実際、プロセッサーはSnapdragon 660と636の違い、カメラの明るさを決めるF値も違います。
確かに違うのですが大きく違うかと言うとそうでもなく微妙なところではあります。
例えばPro M2のカメラはこちらの記事にありますのでご覧ください。Pro M2でもそんなにカメラは期待はできないです。
そしてOSはAndroid8.1でバッテリーも5,000mAhで同じ。さらに肝心なバッテリー持ちはPro M1のほうが長持ち!
ではこれから実際に比較してみましょう。
本体を比較
左がPro M1で右がPro M2です。この通りサイズ感としてはやはり同じ。カメラの位置も同じ。
そして下側の側面になるイヤフォンジャックやマイク、microUSBケーブル、スピーカーのスリットっぽい薄い開口部の形状や位置関係も全くといっていいほど同じ。ちなみに写真の通り、厚みも8.4mmと8.5mmの違いなので同じ。
なので、内部の設計はM1もM2も同じでPro M2は細かな点を全体的に改良したような感じがします。
質感もこの通り右のM2のほうがグググッと良くなりました。
でもその分、M2はホコリや手垢が目立ちますので気を使います。Pro M2は撮影のために何度フキフキしたことか…。(笑)それに対してM1はケースをつけずにそのままガンガン使えそうな雰囲気があります。
画面を比較
ホーム画面はこんな感じ。左がPro M2で右がPro M1です。Pro M2はノッチがあるので好みが分かれそうです。Pro M1はノッチはありませんがそれでも画面は大きいです。
Pro M2を手で持った感じ。これが裏側が微妙にカーブしていて持ちやすく薄く感じるようになっています。
それに対してPro M1。サイズも薄さも同じなんですが、裏側の形状がPro M2よりもカーブがきつく、すこしゴツッとした感じはあります。
ブラウザで表示してみると違いはこんな感じ。左のPro M2はノッチがあり若干情報量が下側が多くなります。
文章をみるとこんな感じです。Pro M2は文字でいうと2行ほど多く表示される。
処理速度を比較
ベンチマークアプリのAntutuで比較してみましょう。上がPro M2で下がPro M1です。プロセッサーはSnapdragon 660と636の違いがありますが、このようなアニメーションを見る限りでは違いはわかりません。
結果はこの通りM2 Proが130,182で、M1 Proが115,685です。その差は1割程度なので違いはわからないでしょうね。
さて肝心のバッテリー持ちは?
メーカー公表値では、Webブラウジングの連続時間(WIFI接続)はPro M2は23時間、Pro M1は28時間という驚異のバッテリー持ちです。これ結構違いますよね?
実際にはどんな感じなんでしょうか。そこで試してみました。当ブログの簡単な調査方法は、輝度50%、WiFi接続の条件の下Youtubeの動画を1時間再生してみてバッテリーが何パーセント残っているかというものです。
ちなみに話外れますが動画の再生ではPro M2のノッチのあるところは黒くなるので意味がないです。
結果はこの通り。Pro M2が93%、Pro M1がなんと96%もまだ残っていました。つまり動画の連続再生時間としてPro M2は推定100÷7≒14時間、Pro M1は100÷4=25時間という結果になりました。Pro M2はもう少しよい結果になってもいいと思うのですが…。それでもう一度同じ条件でチェックしたところやはりPro M2は93%だったんです。うーん、Pro M2は公表値よりもバッテリー食いなのか動画再生は不利なのかな??
ということでバッテリー持ちが明らかにいいのはPro M1!
最後に
ということでスマホのトレンドに乗りつつバッテリー持ちがいいスマホが欲しいならPro M2になりますがその分お高くなります。さらにZenfone 6という最新トレンド感満載のスマホが登場すると一気に陳腐化する可能性はあります。
それでバッテリー持ちがとにかくいいスマホを探しているならPro M2よりもPro M1になります。Pro M2よりも5,000円~7,000円ほど安く買えるし、スペックは大差なく、ガンガン使える道具感もあるので本来のバッテリーMaxとして実用的なのはPro M1といえるでしょう。地味だけど後から良さがじわじわきます。
皆さんはどちらが好みですか?
それではまたっ!