クラウドSIMのどんなときもWiFiを2020年3月末で解約してタイトルの通りWiMAX2+を契約しました。
どんなときもWiFiは最近流行りのクラウドSIMで無制限を謳ったモバイルWiFiです。しかし無制限どころか目が飛び出るほどモノ凄く遅い。どんなときもWiFiを解約した理由は詳しくはこちらをご覧ください。
今回はWiMAX2+を選んだ理由を書きたいと思います。私はクラウドSIMを完全に見捨てたわけではなく、コスパ感が良いのでいつか戻るかもしれません。それでもあえて今はWiMAX2+を選びました。
では、WiMAX2+を選んだ理由を書きたいと思います。
理由その1 安定性
やはりこれにつきます。
どんなときもWiFiのようなクラウドSIMには本当に懲りた。2月の障害が発生してから3月も速度は0.03Mbps程度です。
そしてどんなときもWiFiは2020年3月30日付けのお知らせ「サービス復旧時期と今後の対応に関するお知らせ」として以下の通り案内がありました。
■万が一、4月以降も障害が継続してしまったお客様へ
2020年4月1日午前0時以降も障害が継続しているお客様を対象に、
・3月と4月の基本料金2ヶ月分を返金
・上記に加え、解約手数料(違約金)を免除にて解約を、実施させていただきます。
あまりにも大惨事だったので総務省の介入が入ったのか、あるいは介入を恐れたのか、少しまともな提案を出してきました。しかしこの対応のために4月1日から改善されるかとユーザーは期待していましたが、4月1日になってもツイッター上でのユーザーからの報告は劇遅で何ら改善されていないと火に油を注いで大炎上しています。さすがにこれではユーザーは怒り心頭だ。
この状態だといつ収束するのか全く予測できませんし、改善されたように思ってもいつか再びこの状態に戻ってしまうかもしれないと思うといつも不安。
しかしWiMAX2+はどうでしょうか。
どんなときもWiFiみたいに毎日0.03Mbpsではなく、私の環境ではWiMAX2+では50Mbps~10Mbpsぐらい、たいてい40Mbps~30Mbps前後の速度は出ています。つまりどんなときもWiFiの1,000倍速くて快適。スゴイ差だと思いますが、これが4月1日時点で現実に起こっていることなのです。
どんなときもWiFiはuCloudlink社のクラウドSIMですので、どんなときもWiFi以外でも同じクラウドSIMのサービスは要注意。同じuCloudlinkの限界突破WiFiも3月上旬から速度低下の問題を抱えている。
これらの問題からクラウドSIMは不安定ということが明らかになった。どんなときもWiFiではその不安定さが1カ月以上続いている。どれだけ魅力的なサービスでも一度でも起こるととても困る。
それに対してWiMAX2+はKDDIの子会社UQコミュニケーションズが提供する通信サービスですので障害があっても当然のこととして責任もって対応してくれます。例えばこんな感じでUQmobileの公式サイトでは障害発生状況が掲載されています。これを見てわかるように例えば「大阪府大阪市北区梅田3丁目の周辺」のように障害があったエリアがピンポイントで住所まで明確なんですよね。
どんなときもWiFiの障害でもわかりますが、クラウドSIMの場合、いつ・誰が・どこで・なぜ・どのような問題なのかが曖昧になりがちですが、WiMAX2+はわかりやすい。このような障害情報の管理の仕方でもその会社の姿勢が明らかになるので契約しようとしているWiFiの障害情報を探してみるのもポイント。意外に掲載さえしていない会社がありますのでそんなずさんな会社は要注意。
クラウドSIMは無制限でコスパ感は良いと思うかもしれませんが、安定性のリスクを抱えている分安いと思った方がいいです。現状、この価格だと安定性は確保できないということですね。
一方、WiMAXは無制限ではありません。WiMAXで多くのデータ通信を行えるギガ放題プランでさえ3日で10Gの制限がありYouTubeみたいな動画をたくさん見たい人には足りないと思いますが、そうでなければ結構使えます。そして制限を超えた場合でもネットワーク混雑時間帯(翌日18時頃から翌々日2時頃 にかけて)に1Mbpsに制限される程度なので、超えたとしてもウェブサイトの閲覧程度なら使えるのもメリット。適度にルールを守れば安心かつ快適に使えるのがWiMAX2+。
どんなときもWiFiの3月の速度0.03Mbpsは完全にネットが停止する生活になります。それと比べればWiMAX2+の制限がかかった1Mbpsは最低限のネット生活はできる。この点は大きな違い。それで安定性を取るならWiMAX2+、大容量を取るなら長期にネットが使えなくなるリスクは覚悟した上でクラウドSIMになります。
理由その2 クラウドSIMと同価格で契約できる
クラウドSIMの月額目安としては税抜きで3,500円未満といったところだと思います。たしかにこの価格ぐらいだと安いと感じますよね。一般人が毎月ずーっと払える価格帯ってそのあたりだと思います。
WiMAX2+もギガ放題プランで月額3,500円未満で契約することができます。ただ、WiMAX2+は価格のプランがいくつかあったりしてどれが得なのか分かりにくい、という欠点がありますので、注意深く選びましょう。契約前に確認すべきポイントは初期費用と月額と契約期間です。
いくつか例を挙げてみたいと思います。
Broad WiMAX
どんなときもWiFiと同じリンクライフという会社が運営しているBroad WiMAXがあります。
初期費用18,857円はWebから申し込めばゼロ円になり「初期費用0円」と言っていますが、「契約事務手数料」が3,000円(税抜き)かかるので実際にはイニシャルコストという意味ではゼロ円ではないので注意。そして契約期間は3年です。Broad WiMAXに限らずWiMAXは契約更新月でしか無料で解約できないことにも注意が必要です。Broad WiMAXのギガ放題プランの月額は以下の通りです。
注意したいのは3年契約なのに3年目から月額料金が上がって4,011円です。これではクラウドSIMのWiFiよりも割高になるのでやめたほうがいいです。
とくとくBB WiMAX2+ キャッシュバック
とくとくBBのWiMAX2+のページに普通に入るとまず全面にキャッシュバックキャンペーンが表示されます。高額キャッシュバックにつられますが、ちょっと待った!
確かにこのキャッシュバックはウソではない。W06というメジャーなルーターを選んでもしっかり31,500円のキャッシュバックがされる。しかしキャッシュバック特典は、端末発送月を含む11ヶ月目に基本メールアドレス宛にキャッシュバック特典の振込に関する指定口座確認の案内メールが送られ、それに返信した翌月末日に指定の口座に振り込んでもらえるという流れです。さらに基本メールアドレスとはGMOとくとくBBへの入会時に作るメールアドレスとなります…読んでいてもわかりませんよね?ヤヤコシイです。私はこんな方法だと絶対忘れる。
さらに月額を見てみると、高額キャッシュバックはあるけどその分月額が4,263円なので高い!
とくとくBB WiMAX2+ 3年間ずーっと割引
でも、実はとくとくBBには他にGMOとくとくBB WiMAX2+が月額2,170円(税抜)~!というのがあります、探すのが難しいのでこのリンクから入った方がいいと思います。
こちらはキャッシュバックは2,000円と抑えられていますが、36カ月目まで月額は3,480円でクラウドSIMサービスとほぼ同じ価格帯になる。
まとめると以下の通りになると思います。2020年4月1日時点での情報です。それでも契約前にはご自身で計算してあくまでも自己責任でお願いします。
サービス名 | 初期費用 | 月額(税抜) | キャッシュバック | 3年間での総額(税抜) |
Broad WiMAX | 3,000円 | 1,2カ月目は2,726円
3~24カ月目は3,411円 25カ月目以降は4,011円 |
なし | 131,626円 |
とくとくBB WiMAX2+ キャッシュバック | 3,000円 | 1,2カ月目は3,609円
3カ月以降は4,263円 |
最高31,500円 | 123,660円 |
GMOとくとくBB WiMAX2+が月額2,170円(税抜)~! |
3,000円 | 1,2カ月目は2,170円
3~36カ月目は3,480円 |
2,000円 | 123,660円 |
この通り、総額を見るとBroad WiMAXよりとくとくBBのほうがお得で、さらにとくとくBBの中では、キャッシュバックの受け取りを忘れたとしても2,000円の損で収まる「GMOとくとくBB WiMAX2+が月額2,170円(税抜)~!」が一番おススメです。月額3,480円なので月々の支払も楽で、私はこれを契約しました。
どうしてもキャッシュバックがよければ2020年4月限定でキャッシュバックをさらに最大34,700円キャッシュバック!!月額料金も3,609円(税抜)~とお得!工事不要でお得なWiMAX2+というプランもあります。こちらも簡単には見つかりませんのでこのリンクから入ってみてください。
理由その3 最大接続台数
どんなときもWiFiのようなクラウドSIMの例の特徴的なルーターは最大接続台数は5台です。
しかもルーターが届くとこんな注意書きが書いてさらに追い打ちをかける。「適切なパフォーマンスを発揮するためには2台までの接続をお勧めします」…そんなの聞いてないですよね。2台って少なすぎる…。
それに対してWiMAX2+のモバイルルータW06はなんと最大16台までつながります。
クラウドSIMは無制限プランなので1契約あたりの台数を減らすことで回線を守りますが、WiMAX2+は3日10Gの制限があるので台数は増やしても回線全体としては負担をかけないので台数は増やせるんです。
特に家族で住んでいる場合、一人でパソコン、スマホ、タブレットの3台持っていたり、今ではスマホを買い替えたけど家では古いスマホを使うこともあるとか、意外に5台なんてすぐに超えてしまいます。
私はどんなときもWiFiを契約したときは切り替えればいいと考えていたんですが、いちいち使わないスマホのWiFiをOFFにして、使いたい方のWiFiをONにしてやりくりするのは思っていたよりも面倒でした。
その点、WiMAXは16台なので自宅にあるものは全て繋がります。最近はスマホとかだけでなく、iRobotのルンバみたいなお掃除ロボットとか家電がWiFiに繋がってアプリで操作とかできますのでどんどん同時接続数は多く必要としてきますよ。
最後に
クラウドSIMのZEUS Wifiは同時接続数10台になっていますので、クラウドSIMも今後は改善されていくのでは思います。
ただ、まだまだ安定性という点ではクラウドSIMは時期尚早かなと感じているためs少なくとも1~2年は様子を見るためWiMAX2+にしました。
3年は契約期間として少し長いと感じますが、GMOとくとくBBのWiMAX2+は3年後の更新月以外でもWiMAX 2+の解約違約金を無料でギガゴリWiFiに乗り換えられます。
ただしギガゴリWiFiワールドプランつまりクラウドSIMプランには乗り換えはできず、ソフトバンク回線の20G,30Gプランだけなのでライトユーザー向けの回線になってしまいます。それでもWiMAX2+を3年使い続ける以外の方法が残されているので少し気が楽になりますよね。この点が気になるなら念のためサポートに事前確認した上で契約してくださいね。
それではまたっ!