こんにちはっ。
それにしても2018年10月はスマホラッシュでしたね。
GoogleのPixel 3、Pixel 3 XL。HUAWEI Mate 20、Mate 20 Pro。OPPO Find X。Apple iPhone XS、XS Max、そしてiPhone XR。
気づけばどれも10万円前後という高価なスマホばかり。
iPhoneが毎年秋にニューモデルを発表するので他社もこぞってこの時期にスマホを出すことが恒例になってしまいました。今でもiPhoneのリリースタイミングはこの業界に大きな影響を与えています。
さて皆さんはどれがベストだと思いますか?
まずはスマホを並べて比較してみましょう。
本体や画面サイズの比較はシミュレーションできるyourfones.netがおススメ。実際に動かして重ねたりできますのでお店に行かずともじっくり比較できますよ。
実際にGoogleのPixel 3、Pixel 3 XL。HUAWEI Mate 20、Mate 20 Pro。OPPO Find X。Apple iPhone XS、XS Max、そしてiPhone XRを比較してみるとこんな感じで表示されます。
こうやって比較すると各社それぞれサイズが大きく異なりますね。左から順に見てみましょう。
一番左にあるGoogleのPixel 3はコンパクトですが一世代前のスマホという感じです。かといってPixcel 3 XLはノッチが大きくてどうしてこうなった??
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このノッチがさらに悪いことに他と比べて深いんですよね。深いとノッチを隠す機能があってもそれだけ深くえぐり取られるので縦方向の画面が狭くなるんです。
Googleってソフトウェアは大得意でも、意外にハードウェアは苦手??
さて左から3番目と4番目にあるHUAWEI。さすがスマホ出荷台数No.2ということもあり、技術力が高くiPhone XSシリーズよりベゼル(額縁部分)が狭く画面占有率が高いフルビューディスプレイとなっています。Mate 20の水滴型と言われる新しいノッチは、もう隠す必要もないかもしれません。
その隣にある5番目のOPPO Find X。画面で比較すればこのFind Xは究極。そのまんまディスプレイ。これだけでインパクトはありますよね。フラッグシップとしてふさわしい風格です。
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ちなみにこれらHUAWEIとOPPOはサイズ感が似ていて比較的大きなサイズ。HUAWEIもOPPOもフルラインナップができるメーカーなので他のサイズはP20シリーズなど他のシリーズに任せられるからなのでしょう。
さて最後の3台はiPhone XS、XS Max、XR。
ベゼルの太さは他のスマホより太いですが、Find XやPixel 3 XLを見るとわかりますがAndroidの左右が狭いベゼルスマホでも、たいていスマホの下側は通称“アゴ”と言われる太いベゼル部分があります。
それがiPhoneにはなく、上下で均等の取れた端正なスタイルはiPhone X以降の新しいiPhoneらしさが出ています。
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そしてiPhone XSはこの中でもコンパクトです。HUAWEIやOPPOみたいにフラッグシップは大きくなりがちですが、比較的コンパクトなものを探しているならiPhone XSがいいでしょう。
ということでGoogle Pixcel 3シリーズはディスプレイでは魅力がありませんでした。それ以外は各社それぞれ良い点がありますよね。
次にスペックをごく簡単に考えるだけで、さらに候補は絞り込まれました。
まずOPPO Find XとGoogle のPixel 3、Pixel 3 XL
OPPO Find Xに関するこちらの記事にも少し書いたのですが。
OPPO Find XもGoogle Pixel 3もチップがSnapdragon 845。これは10nmのプロセスで製造されています。その時点で、今から10万円近く出すスマホではないと思いました。
ちなみに1nmは1mの10億分の1のこと。製造プロセスのサイズが小さくなればなるほど、1つのチップに収められるトランジスタの数が増える、つまり処理速度が劇的に向上します。
それでOPPO Find XやPixel 3シリーズの10nmプロセスチップと違って、HUAWEI Mate 20シリーズに搭載しているチップKirin 980とApple iPhone XS、XS Max、XRに搭載するチップA12 Bionicはどちらも7nmプロセス。
スマホの比較サイト yourfones.net でOPPO Find XとiPhone XSとXS Maxのantutuを比較 してみると次のようになります。
OPPO Find XのSnapdragon845よりもiPhone XSのA 12 Bionicは30%ほど処理能力が向上します。割合としては小さいように思うかもしれませんが、スコアの差としては80,000ポイントも違う。
2019年は7nmプロセスチップ搭載スマホの時代に突入です。
AI分野でリードしたいGoogleのPixel 3がハードウェアで遅れをとっているのは残念なところですが、HUAWEIもAppleもチップは虎の子としているので今後もこの二強は続くのでしょう。
それでHUAWEI Mate 20シリーズにするか、それともiPhone XS、XS Max、XRにするかというほぼ二択状態になってしまいました。
それで。
HUAWEI Mate 20シリーズ
この記事執筆時点の2018年10月下旬では実はまだ日本国内未定なのですが、Mate 20は発売されると思いますので候補にしたいと思います。
まずHUAWEIのKirin 980とAppleのA12 Bionicではどちらがいいのか?という点は気になるものの、同じ7nmプロセスなので大差なしとして他の特徴を考えたいと思います。
それでMate 20シリーズの売りはやはりLEICAのトリプルカメラでしょう。
今回の超広角+広角+望遠というトリプルレンズにより、これまでのキレイなだけでなく、より遠く、より近く、より広く撮影できるようになりました。
“スマホカメラならHUAWEI”この地位を固めつつあります。
でも…少し冷静になれば、それはカメラ=映像を残す、という昔からある機能を向上させてきただけです。確かにカメラの老舗LEICAはその点で大きく貢献してきました。
でもあえてこれから高価な“スマホ”として買う価値って何だろうって少し考えました。
それは意外にも最初に候補から外したGoogle Pixel 3シリーズが一つの解を持っているように思いました。例えばカメラを使って見たものをそのまま検索するグーグルレンズは、カメラが検索機能になるわけです。“スマホ”にとってカメラって決して撮影するためだけの機能ではない。
HUAWEIもいろいろ考えてくれてるとは思いますが、パンダのぬいぐるみと一緒に遊んでいる場合ではない。AI使って何かもっと面白いことできないのでしょうか??
Mate 20シリーズのトリプルレンズによって、単に写真がキレイなだけでなく、今までのスマホカメラでは見えなかったものが“見える”ようになったのです。スマホのガラス越しに見える世界が広がりました。
それでHUAWEIのハードウェアとGoogleのソフトウェアが密に協業すればいいスマホができるのと思うのですが、すぐには難しいでしょうか。
ということでAppleはハードもソフトも完全にコントロールできるのでiPhoneが今のところベストのポジションにいるように思います。でもGoogleを超えられるかどうかは未知数…。
これらのことを考えるとiPhone XRは意外に安いかなと思えてきたのです。
iPhone XSかXS MaxかXRなのかはこちらの記事に書きましたが、断然XRと思います。
しかもXRのSIMフリーモデルは“キャリア税”がかからないので64GBで税込でも9万円程度で買えてしまいますので比較対象となるスマホの中で最安値(Mate20は不明)なんです。
つまりiPhone XRは価格・ハード・ソフト全てのバランスがいいスマホのように思いました。
それで私は今後に期待という意味も含めてSIMフリーのiPhone XRを買ってみました。色はホワイト。
それではまたっ。