こんにちは!
HUAWEI Mate 10 ProでSIMフリースマホ業界ではとどめを刺された感じがする2017年でした。
確かにカメラの評判もよくてナチュラルな写真が撮れるようですね。でもこれ、期待を裏切らないスペックだろうとは思いますが、優等生的なスマホでインパクトが足りず、8~9万円程度出す気持ちにはなりませんでした。スマホ作りって難しいですね~。
私は今HUAWEI nova liteを使っているのですが、これが安いわりに全体的に不満がなく、次もHUAWEIかな、そしてデュアルカメラかなって思っていました。
それで画面の横幅が大きいMate 10を待っていたのですが…あれ?Mate 10はまだ出てないけど…どうなったんだろう??
そんなところに年明けですが、ITMediaではHUAWEIの呉波氏に今後の展望についてインタビューをしてくださいました。
そこでは私が気になっていたHUAWEI Mate 10 Proと同時にHUAWEI Mate 10を日本で同時に出さなかった理由についてストレートに尋ねてくれています。とても良いインタビューだったと思います。
そこで呉波氏はこう述べました。
もちろん、どちらも出すという選択肢はありましたが、SIMフリー市場は年300万台のボリュームなので、一気にフラグシップモデルを2台も出すと、カニバリゼーション(共食い)になってしまう恐れがありました。これは、今年(2017年)の半ばに出した、P10とP10 Plusの教訓も踏まえています。
う~ん。カニバリ(共食い)ですか…。どっちにしてもHUAWEIに転がるんだからそんなこと心配しなくても…。
せっかく2017年10月にミュンヘンの発表会でMate 10とMate 10 Pro両方を華々しくデビューさせました。もう日本国内でもその情報は知っているのだから、その勢いで全機種を全世界に展開すればわかりやすくていいのになぁと思うのですが、どうなんでしょうか。
カニバリを心配するよりも、他社に流出することを心配したほうがいいと思いますけど。
実際。
ちょうどそこへOPPOです。
中国に拠点を置くスマホメーカーです。IC Insightsという半導体市場のリサーチ会社によると2014~2016年までの世界のスマートフォン出荷台数は、1位はサムスン、2位アップル、3位ファーウェイで4位がOPPOですが、OPPOは中国市場ではファーウェイを抑えて1位のようです。
中国市場と日本市場は異なるので「中国で人気」といってもふ~ん、という感じですが、世界シェアでファーウェイに次ぐというのは確かに実力があるのでしょう。
それでついにOPPOのスマホ第一段としてR11sが日本国内で発売します。
が…。
R11sの価格が57,800円(税抜き)
Σ(゚д゚;) …。これはちょっと強気でした。税込だと62,000円もするのです。
日本国内においてもスマホって競争が激化しています。どんなにいいスマホだとしてもブランド品ではないので「高いモノは良い」という思考停止にはならず、「お値段以上かどうか」コスパでモノを十分比較して考えたくなりますよね。
6万円すると、iPhone 7も視野に入ってきますし、HUAWEIだとLeicaブランドのデュアルカメラP10 plusだって買えます。
仕事がデキるビジネスパーソンにはBlack Berry KEYONEとか。o(^^;o)
で、考えましたけど。
OPPOのいいところって何だろう?
確かに顔認証があったり縦横比18:9という縦に広いディスプレイですが、これらはすぐに他社メーカーが対応できることでしょう。
メーカーとしては「カメラフォン」と銘打ってるところから、カメラ機能を大々的にアピールしています。
だからこそ技術的な部分を知りたくなるのですが、公式サイトではこんな感じの説明になっていました。
えっと、デュアルだけど通常は1,600万画素を使って暗くなると2,000万画素を使うとか…。すみませんが、素人ですけど普通に考えれば明るくても2,000万画素をメインで使って欲しいかな…。
私は暗いところでの撮影はめったにしないので、だとすると2,000万画素の方はほとんど使わないのか…と、ちょっと釈然としない感じがしました。画素数が高ければいいというわけではないことは承知していますが、もう少し上手い説明があればいいのになと思いました。
ただ、カメラって撮影した写真の色合いとかは好みがあります。実はシーンによっては安いカメラのほうが良かったということもあり得ます。ソフトウェア的に調整したメリハリが効いた写真が綺麗と思う人もいれば、自然にとったそのままがいいという人もいます。結局アートな世界になるので人によって好みがわかれるところが難しいところです。
それでOPPOのいいところとすれば、次の点です。
ギャラリー。
スペックの話ではありませんよ。スペックの話はそろそろ飽きたでしょう?(´・ω・`)
OPPO公式サイトにギャラリーというメニューがあるのですが、これまで他社のスマホメーカーだと、ギャラリーというと、そのスマホの外観写真だったのです。
例えばZenfone 4。
”We love photo”というキャッチの通り、Zenfone 4もカメラを強調したスマホだったのですが、Zenfone 4の公式サイトのギャラリーページはこんなのです。
でもOPPOの公式サイトでは、R11sのギャラリーページを見てください!
つまりR11sの紹介ページの「ギャラリー」とは、R11s本体の写真ではなく、R11sで撮った写真一覧のことだったんです!
これは確かにインパクトがあります。写真が綺麗というのなら、技術的にどうかを細かく説明することより“実際に撮った写真をたくさん公開する”これにつきます。
これまで、どのスマホも写真が綺麗ということを技術的にアピールはしているのですが、本当に綺麗なのかよくわかりませんでした。自分好みの写真になるのか…それはもっとわかりません。
これほどまでに公式サイト上で撮影した写真が公開されていることはなかったのではないかと思います。
インスタ世代という若者に売れたのは、OPPOのスマホで撮った写真をOPPOが十分に見せることで、自分が撮った写真がどのようになるのか具体的にイメージでき、ブランド力はなくてもカメラフォンとしての地位を短期間で確立したことにあるように思います。
他のスマホメーカーにも「写真に自信あり」というスマホには、スマホ本体の写真はもういいから、スマホで撮ったいろんなシーンの写真をインスタ並みに掲載して欲しいですね。
まとめ。
R11sは価格的にはちょっと高い感じですが、競合によって安くなっていくかもしれません。
HUAWEIでも同じようなサイズでデュアルカメラスマホがあります。Mate 10 lite。
スマホを実寸で比較するサイト yourfones.net を使って、このHUAWEI Mate 10 liteとOPPO R11sを比較してみると、サイズ感はほぼ同じですね。
スペックはもちろんR11sのほうが良いですが、この価格差ほどあるかどうか…。
それでR11sのギャラリーを見て、これぐらいの写真を撮影をすることに価値がある、と思えば買いなのではないかと思います。カメラフォンってそういう選び方なのでしょうね。
私としてはコスパ的な要素も好きなので、2018年2月7日に発表予定のHUAWEIのエントリースマホが18:9でデュアルカメラ、このあたりも視野に入れたいと思います。
あっ、Mate 10忘れそう…(´・ω・`)
それではまた!