こんにちは!
革新的なiPhone X登場から1年。
“7ナノメートルプロセス”という半導体の最先端技術によって開発されたチップ「A12 Bionic」を搭載したiPhone XS、XS Max、XRが登場しました。
スマホが低価格化する中でもiPhoneは相変わらず高いと言われますが、“7ナノメートルプロセス”のチップはこれまでの常識を覆すほど速いので、相応の価値はありそうです。
そこでiPhone XSとXS MaxとXRですが、Appleの今回の商品展開はとても上手いと思います。
今回、一番の売りであるスマホの頭脳部分となるチップA12 Bionicはどれも共通。
例えばHUAWEIなど、他社では買いやすくするために廉価版としてチップをワンランク・ツーランク下げたスマホを用意するのが常套手段ですが、アップルはそうしませんでした。前作のiPhone Xを残すこともしませんでした。
なぜかというとA12 Bionic はただ速いだけのチップではなく、最新のニューラルエンジンを搭載しています。
つまり今後アップルがAIエコシステムで主導権を握るためには、ニューラルネットワークを存分に発揮できる基盤を固めていく必要があるのです。そのためのiPhone Xシリーズです。
それでXRもチップには一切妥協せず、A12 Bionic搭載。
前回の記事で書きましたが私もXRが一番興味があります。
少し余談ですが、HUAWEIはこれからMate 20で3眼カメラ、サムスンではGalaxy A9 Star Proで4眼!カメラが登場します。
カメラの数が増えていますが、スマホの背面がカメラレンズで全て覆われる日も遠くない…?
なんだかずらっと並んだカメラレンズに違和感を感じつつあるちょうどそんなときに9万円以上もするスマホ XRのカメラはごくシンプルにたった一つですよ。
それは単にコストカットで残念…で終わらせることなく、A12 Bionicのパワーで二眼レベルにしようとする潔さ。ここにアップルらしささえ見えてきます。
それでXSとXRでは、カメラがデュアルかシングルか、液晶がOLEDかLCDか、防水レベルなどなどの違いがありますのでスペックとしてはもちろんXSのほうがいいですが、XRにしかない魅力もありますので、悩みますよね。
少し前置きが長くなりましたが、今回は、XS、XS Max、XRのスペックだけではわからない、サイズ感からどれがいいのか考えておきたいと思います。
iPhone XSとXS MaxとXRのサイズを比較!
スマホやタブレットの画面サイズの比較は、 yourfones.net がおススメです。
このサイトはスマホを実際に持っていなくても、比較したいスマホをお気に入りに入れるだけで画面の大きさを比較することができます。
yourfones.net上だとスマホを動かすこともできますので、重ね合わせてみたり、手を置いてみたりしてサイズ感を確認できるのでとても便利。
例えば今回のiPhone XSとXRとXS Maxを比較してみましょう。(リンク先は実際にyourfones.net上で確認できます)
するとこんな感じで表示されます。
今回のシリーズで最小のXSと最大のXS Maxの間に挟まれた形で存在するのがXRです。小さすぎず、大きすぎずがXRのいいところ。
ただベゼルという上の図でいうと黒い額縁部分はXRが一番太く、このあたりはもう少しなんとかならなかったのかな、というところは若干気になりますね…。
電源つけた感じとか見え方はどうなるんでしょうかね?
そこでyourfones.net には、電源を実際につけたイメージで比較することもできます。
こんな感じでホーム画面が表示されます。もちろんこれはあくまでもシミュレーションとしての表示ですので、細かい点が気になるなら実物を見て最終的な確認をしたほうがいいですよ。
ところで、XRってXSとXS Maxの中間サイズ。
ではXRはXSまたはXS Max、どちらの表示に近いのでしょうか?
yourofnes.netで上のホーム画面の状態から少し待っているとappleのサイトをブラウザで表示したイメージも見ることが出来ます。yourfones.net で表示すると実際に画面がスクロールして楽しめますよ。
これからわかることはXRはXSではなくXS Maxと同じ情報量を表示できるんです。
少しテクニカルな話になりますが、XSはiPhone Xと同じ375という横幅になりますが、XRはXS Maxと同じ414という横幅。
XRはXS Maxより一回り小さいにも関わらず、情報量が同じというところもXRの魅力と言えます。
※繰り返しますがあくまでもシミュレーションですので、最終的には実機で比較してみてくださいね。
ところで今回の3機種だけで比較して決めない方がいいですよ。
HUAWEI P20 Proなど最近のスマホとも比較!
例えば、コスパ最高スマホHUAWEI P20 liteとか、“美し過ぎる”写真を撮影できるP20 ProとかこれまでのiPhone 8やiPhone Plusがどんなサイズなのかyourfones.netで比較してみましょう。
左から順にiPhone XS、iPhone XR、iPhone XS Max、iPhone 8、iPhone 8 Plus、HUAWEI P20 lite、HUAWEI P20 Proになります。
ぱっと見てもiPhone Xシリーズって結構大きいですね。
特に中央にあるiPhone 8みたいなこれまでの一般的なiPhoneを使っていた人にとっては今回のiPhone XS、XR、XS Maxはどれも大きく感じると思いますので要注意。
女性にとってiPhone 8ぐらいがジャストサイズだったと思いますが、そのように感じているならXRがカラーがポップだからとか一番安いからというだけの理由でXRに飛びつく前にサイズ感はよく考えた方がいいです。XRよりも高くはなりますが、一番小さなiPhone XSのほうがサイズ感はいいのかもしれません。
さらにこの7機種を見るとiPhone 8 PlusとiPhone XS Maxはほぼ同じサイズであることがわかります。それでiPhone 8 Plusを使っていた人には、何の違和感もなくiPhone XS Maxを受け入れられます。
それでサイズ感から言うと、iPhone XRはこれまでのiPhoneと同じサイズのものはないので、これまでのiPhoneユーザーのことを考慮したわけではなく、むしろサイズが多様化しているスマホ市場を考えて、XSとXS Maxの隙間を埋めてオールマイティに仕上げて万全な体制を整えた感じです。
結果としてXRはHUAWEIの知名度・ブランド力をぐっと上げたHUAWEI P20 Proに近いサイズとなりました。
実際に電源をつけたイメージでこれら7機種を比較してみましょう。さすがiPhone Xシリーズは“真のフルビューディスプレイ”。P20 Proと比べても下側までディスプレイに覆われているのは圧巻。
appleのサイトを表示したイメージ。iPhone Xシリーズはブラウザの表示でも下側までよく見えますね。
まとめ。
ということで、今回のiPhone Xシリーズは全体的に画面サイズが大きくなりました。時代の流れとは言うものの、ミニマムスマホのiPhone SEまで切り捨てて大きく舵を切りました。
これまでのiPhone SEや7、8といった小さなiPhoneを使っていたユーザーが次にどんなスマホを購入するのかは興味深いところです。サイズに拘わるなら、もうiPhoneでは受け皿がありません。それはとても残念です。
ただA12 Bionicをベースにした今後のAppleの展開には期待したいと思います。
それで個人的にはXS Maxより大きくないけど表示はXS Maxとほぼ同じ、A12 BionicでシングルカメラというXRはとても魅力だと思っています。
さて、同時期に登場した10万円前後の他のスマホとも比較してみましたのでよかったらご覧ください。
それではまた!