Xiaomi Mi Note 10開封レビューとか買った理由とか思ったこと。

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開封レビューだけどだらだら書いてます。

さてXiaomiだ。Xiaomiが参入するとは前から聞いていたけど、予定を前倒しして2019年12月に日本に急遽発売したXiaomi Mi Note 10。予定前倒しなんて簡単にはできないことなので勢いあるよね。

確かにHUAWEIが日本において失速している今、タイミングとしてはベストと言える。

毎年年末ではHUAWEIはMateシリーズというフラッグシップモデルを日本でも意気揚々と発表していたのに、今年はnova 5Tというどマイナーなスマホしか出せなかった。これはGoogleアプリが使えるスマホはこれしかないので苦し紛れの対応だった。

novaシリーズはマイナーとは言え、コスパ感のあるスマホでHUAWEIのフラッグシップスマホP30 Proと同じプロセッサーKirin 980が搭載されて6万円弱。お買い得感のあるスマホとは言える。パンチホールもノッチよりは目立たないので個人的にも好きだ。しかし今HUAWEIか…というと悪いけどちょっと違う感じもした。

それにしてもHUAWEI不在だと、日本のスマホ界もなんだかつまらない流れになり、これはヤバいね、と感じつつある1年だった。

巷ではSHARP AQUOS sense 3やOPPO Reno Aが人気だというけど、どちらもおサイフケータイ対応で防水でOPPO Reno Aは有機ELなのに安いとか…。何も感じないし、そんな状況ではむしろ先行きが不安になる。

どちらもデザインとか機能的におっと思えるものがなく手に取ってワクワクしない。OPPO Reno AなんかRenoなんて新しい名称つけてるけどグローバルのOPPOのK1というスマホのボディをそのまま持ってきて使いまわしてカメラ周辺のデザインもダサい。ノッチの形状は超格安スマホUMIDGIのF1 あたりの古いモデルと同じ形状で萎える。全体的に安く仕上げた感じ。

OPPOはあれこれ日本でウケるスマホを模索していたけど、日本ってこんなのでいいの?って思ったんじゃないか。

一定の需要は理解できるけど、そんなおサイフケータイとか防水とか生活臭のある機能じゃなくて、もっと尖った面白いスペックを搭載したスマホないかな。

もちろん各社そういう取り組みもしてるけどすぐに10万円超えるようになる。それに対してHUAWEIって先進的な機能を組み込みつつ安かった。コスパ感を伴っていたためスマホ業界をリードできた。

そう思っていたところについにXiaomiが来た!

XiaomiのMiロゴ
XiaomiのMiロゴ

Xiaomiは“素晴らしい製品を誠実な価格で”(Xiaomi公式ページより)提供するとあり、ユーザーエクスペリエンスやコスパ感を大事にしている姿勢が伝わってくる。まあでも企業理念なんてキレイごとを書くのが普通なので実物の製品で決めるしかないけど、XiaomiのスマホはOPPOのColor OSよりも癖のないAndroid OSみたいなのでまだマシかなって漠然と思ってた。OSがダメだととにかく使いにくくなるのでこれ大事。

そして日本のデビュー作がXiaomi Mi Note 10。

ペンタカメラつまり背面だけでカメラが5つもある。そしてメインのレンズがなんと1憶800万画素。画素数が多ければいいというわけではないし、1憶画素なんて保存に時間がかかるしデータサイズも大きくなるので扱いがやっかいだからそれだけだと魅力はなかったけど、通常モードだと1憶で取得した画像を処理して2,700万画素の写真を作成するという賢い仕様。さらに1.5cmまで近づけるマクロ機能。ちなみにHUAWEIのMate 30 Proのマクロは2.5cmらしい。このあたりがグッと来ました。

そんなフラッグシップな雰囲気満載なのにHUAWEIのnova 5Tと同じミドルレンジ価格の6万円弱。プロセッサーはnova 5Tのほうがいいけど、それ以外のカメラとかディスプレイは総じてXiaomi Mi Note 10のほうが良さそうだし、初のXiaomi製品を体感したいということでMi Note 10を買いました。

もちろん日本国内モデルですので安心してご覧ください。

外箱

外箱はこんな感じです。Note 10の文字が虹色に輝いてワクワクします。こういう演出、いいですよね~。

Mi Note 10の外箱
Mi Note 10の外箱

購入したのはこの通りミッドナイトブラックです!メモリ6Gにストレージ128Gは標準的な使い方なら十分でしょう。

外箱の横
外箱の横

外箱を開ける

パカッとな。このスマホの特徴が書かれています。1憶800万画素カメラ、ペンタカメラ、6.47インチ曲面ガラス有機EL、5,260mAh大容量バッテリー。改めて考えるとこんなスマホ。他にないよね!

外箱を開ける
外箱を開ける

本体を取り出すと底には、白い箱と充電アダプターとUSBケーブルが入っています。

付属品一式
付属品一式

USBはさすがにtype Cです。

USBケーブルはtype C
USBケーブルはtype C

そして充電器。

充電器
充電器

「10V 3A Max」と記載されています。つまり最大30Wの急速充電が可能でその場合は65分で100%にすることができるという。スゴイ。

最大30Wの急速充電
最大30Wの急速充電

で実はこの写真、Mi Note 10のマクロカメラで撮影したんです。1.5cmまで寄れるのはウソではない感じです。ここまで寄った写真ってiPhone 11 Proでさえ撮影できないです。マクロではiPhone 11 Proは惨敗。どんなシーンでも撮影できるMi Note 10。常に持ち歩くんだったらiPhone 11  ProよりMi Note 10の方がいいかな、って思ってきました。

白い箱の中身は…。

SIMトレーオープナー、「XIAOMIの保証に関するお知らせ」「ユーザーズガイド」それからケースです。ケースは少しあれ?って思ったのですが、詳しくは次の記事に書いています。

白い箱の中身
白い箱の中身

SIMトレーを開けるピン。

SIMピン
SIMピン

ユーザーズガイド。MIUIというAndroidベースのOSは世界の2億人のユーザーの声を反映させているとの記載があります。またデュアルSIMですがmicroSDには対応していません。つまりストレージは128Gから増やせない。ここが少し残念なところ。

ユーザーズガイド
ユーザーズガイド

裏面にはゴリラガラス5を使っていることも書いている。このスマホ両面がゴリラガラス5なんですよね。頼もしい。そして技適マークもしっかり記載。

ゴリラガラス5
ゴリラガラス5

そして「XIAOMIの保証に関するお知らせ」です。本体は購入日から1年、取り外しできないバッテリーも1年の保証がされるとのこと。

XIAOMIの保証に関するお知らせ
XIAOMIの保証に関するお知らせ

本体

さて。本体です。フィルムで覆われています。

本体を取り出したところ
本体を取り出したところ

このフィルムを剥がすとこんな感じです。おお~。この雰囲気、結構いいね。

カッコいいぞ
カッコいいぞ

ミッドナックブラックというのは単に黒ではなく、ダークブルーが少し入っていてかなり好みです。グレイシャーホワイトは他の中国のスマホにも見られる色のように思えたし、オーロラグリーンは落ち着かないので、残りの色ということでミッドナイトブラックにしたのですが、結果として大満足。

透明感ある黒
透明感ある黒

カメラのデザインもなかなかカッコいい。カメラレンズ周辺がブラックなので本体はミッドナイトブラックが一番合うんじゃないかな。iPhone 11 Proみたいに目立つデザインじゃないのが逆に良い。さりげなくスゴイという感じ。

カメラのデザインもカッコイイ
カメラのデザインもカッコイイ

フレームの質感もいい。適度に丸みを帯びてフィットさせるようになっています。

フレームの質感もいい
フレームの質感もいい

下側のUSB Type C端子、イヤフォン端子、モノラルスピーカーです。これらが中央ではなく、若干裏面寄りに配置されているのは少し気になりました。モノラルスピーカーになっているあたりはコストダウンが見られますね。

本体の下側
本体の下側

カメラはこれだけ出っ張っています。ボタンもかなりシンプル。よくあるAndroidスマホと同様、右側にボリュームボタンと電源ボタンがあります。

カメラは結構出っ張っている
カメラは結構出っ張っている

電源をつけてみる

miのロゴが表示。派手な演出はありません。

miロゴ
miロゴ

XiaomiのOSはMIUIです。

MIUI 11
MIUI 11

で、他のスマホになく気になったのは、こんな感じでやたらと「パーソナライズされた広告」という確認が出てくるんですよね。

パーソナライズされた広告
パーソナライズされた広告

また出てきた…。しかもこれ、非表示にしても「パーソナライズされた広告は表示されなくなります。ただし、興味と関係のない広告は表示されます」ってある。なので広告は表示されるってことなんですね。

パーソナライズされた広告
パーソナライズされた広告

なのでXiaomiもGoogleとビジネスモデルは近くて、広告を出す代わりにスマホは安く提供するという戦略なんですね。これ。

でもあからさまに広告ばかり出すとユーザーから嫌われるので、気にならないタイミングで他のアプリを推奨したりしてきます。いずれにしてもこのあたりは今までとちょっと違うという覚悟は必要。

でもこんな感じでテーマが6つも最初に選べるのはなかなかいいですね。他のスマホと同様テーマギャラリーから無料テーマを多数ダウンロードできるようにもなっています。こんな感じで最大限ユーザーエクスペリエンスとコスパで頑張るけど広告はちょっと出すよ、という姿勢が最初の設定画面で伝わってきました。

テーマを6つから選べる
テーマを6つから選べる持ってみた

それにしてもほとんどフルスクリーンですね。ノッチはあるけど。

ノッチはこんな感じ
ノッチはこんな感じ

フルスクリーンすぎて両サイドが触れないように逆に気をつかうかもしれないな。

フルスクリーン
フルスクリーン

手で持ってみた

208グラムですけどそんなに重くは感じません。曲面ディスプレイで両面が丸みを帯びているのからなのかもしれません。ディスプレイはかなり縦長の印象がありますので、情報量が多くて助かります。

そんなに重くは感じない
そんなに重くは感じない

背面はミッドナイトブラックはかなりカッコイイですね。

ミッドナイトブラックはカッコイイ
ミッドナイトブラックはカッコイイ

以前、かなり気に入ったASUSのZenfone Max Pro M2のコズミックチタニウムがありましたが、それと同じぐらいいいなと思いました。

ペンタカメラもカッコイイ
ペンタカメラもカッコイイ

最後に

商品力は高いと思った。

持った感じは曲面ディスプレイに縦長スマホで次世代のスマホ感があるし、背面のミッドナイトブラックは大人な落ち着いた感じがかなり良いです。208グラムという重さはあるけどバッテリーが5,260mAhという大容量を積んでいるのでそれだけのメリットはあると積極的にとらえることもできる。

少し設定でカスタマイズとかしてみたけど、HUAWEIではできたのにできないとか、そういうのも今のところありませんでした。OPPOのColor OSほど戸惑うようなことはありません。

上にも書きましたがアプリを推奨してくることがあるのでそこが他のスマホとちょっとだけ違うということはありますが、突然広告出てくることはなく、例えばGoogle Playでアプリをインストールした直後に他のアプリを推奨してきたりしますので最初は画面遷移がちょっと違うかなって思うことはありますね。

xiaomiなかなかいいかも
xiaomiなかなかいいかも

まあこれだけのスペックを6万以下で出して、あのHUAWEI nova 5Tを脇に追いやるほどになりそうな勢いだ。かなりインパクトのあるメーカーが参入したという感じがします。Xiaomiがサービスで売るという姿勢なので、これだけのコスパ感を出せると思えば、広告が多少出る程度は受け入れてもいいかなと思いました。今後のXiaomi製品にも期待といったところだと思います。

付属ケースについてはこちらに記事がありますのでご覧ください。

他のスマホとのカメラの比較写真はこちらの記事にありますのでご覧ください。

それではまたっ!

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