こんにちはっ!!
iPhone SE 第2世代を買いました。
この記事執筆の4月29日時点でiPhone SEはどのモデルもAppleストアで購入すると納期が2~3週間かかる。もう連休中には手に入らないことになる。一般的に納期が長いからといって人気とは単純には言えないけど、このiPhone SEに限っては注目度はかなり高いし日本国内での人気も相当なものです。
実際、これは間違いなく買いだっ!といった記事がWeb上で多くみられるけど、今回のiPhone SEってネタとしては意外に限られていることもあり、タイトルだけで想像がつくのであまり読む気がしなかった。まあでも読むけどね。(笑)
もちろん私もAppleのブランド力、スペック、価格を考えるとお買い得だと思って飛びつく勢いで購入しました。
で、実際に購入するとわかる人にはわかると思うけど意外に少し冷めるものです。そのあたりの実際に購入した後のクールダウンした気持ちを書き残したいと思います。
まず手に取って感じたこと
うわちっちゃっ!って思った。これ、ちっちゃいです。ちっちゃい!!はしゃぐぐらいちっちゃいです。
これだけでは小さいかわからないのでiPhone 11と横に並べると歴然。iPhone 11が化け物みたいにデカい。
iPhone SEって横幅が67.3mmです。このサイズって最近のスマホにはなかなかなくて例えば2019年6月に発売されたSONYのXperia ACEが横幅67mmです。あと、2019年1月に発売されたSHARP AQUOS R2 compactが64mmです。Rakuten miniはもっと小さいけど実用的じゃないので論外。
そんな感じでコンパクトスマホはかなり希少だったので、持った瞬間、スマホはこれぐらいがいいよね~っと直感的に良さが伝わってきました。つまり一番最初のインプレッションとしては「買って良かった」です。
これが…ホームボタンなのだな
そして電源をオンして設定を始めます。いやでもホームボタンに目が行く。これが…噂のホームボタンなのだな…。そうなのだな。
実は私、お恥ずかしいことにiPhoneをまともに購入することになったのはiPhone XRが初めてです。個人的に二番が好きなので人気があったころのiPhoneは好きではなく、HUAWEIに負けて落ちぶれ始めたiPhone XRから買い始めました。それでiPhoneのホームボタンって初めてなのです。まさかこんな形でホームボタンに出会うことになるとは思っていなかったよ。
で、このホームボタンが物理的に押し込むボタンではないけどバイブレーションで押し込んだ感触を作り出しているんです。これがとても良くできていてコクッコクッという感触がかなり心地よいです。最初は「これ本当にボタンは動いていないの??よくできてるな~」と言いながら何度も押してしまいました。ホームボタンだけ切り出してキーホルダーにしてくれればいつもこの感触楽しめるのにとか想像を膨らませてしまった。
でそれだけでなく、実は次のような設定画面があり感触が3種類選べる。3種類といっても振動パターンが変わるわけではなく、弱・中・強といった感じです。
他の企業だったらここまで開発することは許されないでしょうね。Appleってこんなところに手間ひまをかけていて、手の感触とか五感で感じる部分を大切にしている。私も初めてiPhoneを持って感じたのはバイブレーションがAndroidでは経験したことのないほどやさしい感触だった。このあたりってAppleってなにもアピールしないけど言葉ではなく製品で伝えるのはやはり一流だと思う。いわゆる感性価値を大切にする姿勢で、このあたりが女性にも人気となる要素の一つと思います。
Androidにもホームボタンを配置しているタイプがあるけど、触れるだけで反応するタイプですが、このiPhone SEはちゃんと押し込まないと認識しないようになっている。
ただそれが実用的かというとそうとも言えず、私はAndroidみたいに触れるだけで動作したほうがいい。ボタン押すことになると僅かとは言え、そのための姿勢と力が必要なのでめんどくさい。
でも押した感触がないとわかりにくい人っています。余談だけど、最近、新しい病院のトイレに入ってみた。手をかざすだけで水が流れるとか既にあったから、今度はタッチパネル式のトイレになるかと思ったけど、意外にもボタン類が大きくてしっかり押し込む必要のあるアナログなボタンだったのは意外でした。なのでiPhone SEは高齢者まで考えた万人向けのアクセシビリティまで考えているのでしょうね。
ホームボタンって便利なの?
このホームボタンがコロナウィルスが蔓延しているこの時代にマスクをしてもできるから便利ってなんだか好評らしいけど、逆にiPhoneユーザーってそんなことで苦労しているのかって思った。
AndroidだとUMIDIGI Xみたいな2万円前半で買えるスマホでさえディスプレイ指紋認証ができる。
なのでAndroidスマホの場合、マスクで顔認証ができなければディスプレイに指を当てればジュワッと指紋認証できる。
iPhoneに限定すれば確かにiPhone SEのメリットの一つとしてマスクつけても認証できるとはなるけど、スマホ選びにiPhoneだけに限定しなくてもいいのになって思う。それよりもはやりホームボタンが場所を取って画面が狭くなるというデメリットのほうが大きい。
それで画面が気になってくる。
本体は小さいのはいいけど…。
で画面です。電源つけますよね。ホーム画面が表示されて、悪くないなって思いました。コンパクトでいいじゃんって。
左のiPhone 11と比較しても、思ったよりも画面も悪くないなって思いました。iPhone 11のミニチュア版みたいでカワイイぐらいにさえ思った。
でもiPhone SEはiPhone 8のホワイトと違ってベゼル(額縁)部分もブラックなので画面の狭さが目立たないようになっています。実は画面の大きさはホーム画面では比較してはいけないのが鉄則。
例えばこのブログ「いろんなこと。」を表示してみます。Safariアプリを使ってみました。左がiPhone 11、右がiPhone SEです。上部に時刻表示、サイト名、広告表示がありますし、下には操作ボタンが並びますので、iPhone SEは実際に表示できるエリアはかなり狭いです。ここは覚悟したほうがいい。
私はこの時点で、つまりウェブサイトを実際に表示してiPhone SEだめかも…って思いました。スマホで文字情報をざざ~っと速読して取り入れていく派なので、本体は小さくても画面の大きさにはこだわる方です。
余談ですが個人的には動画よりも文字で情報を得たいタイプです。動画は誰が見ても同じ時間かかりますが、文字は速読できればできるほど情報を取り入れる時間を短くすることができる。つまり人が得られる1日の情報量って努力次第でかなり差が出てくる。それでスマホは毎日見るものだから1画面に表示できる情報量はできるだけ多いほうがいい。
この画面の大きさはAndroidと比較すると相当遅れをとっているなと思いました。これが5万円となると…うーん。これって安いのかな??
価格の価値観を改めて考えてみる。そこで。
他のAndroidスマホと比較してみる
例えばコンパクトでクオリティーも高くてコスパ感のあるハイバランスなスマホと言えばHUAWEI P20 lite。これは今でも名機だと思う。世界的にはHUAWEIはP40 liteが発売されていて、このP20 liteは2年前のスマホなので移り変わりの速いスマホ業界においてすでに忘れられている存在です。
ただHUAWEIのPのliteシリーズは年々大きくなってきたのでP20 liteはコンパクトの良さが再評価されてもいいと思う。P20 liteが重さが145グラムなのでiPhone SEの148グラムよりも実は軽い。
それでP20 liteは2020年4月下旬時点でもそんなに値下がりしていなくて2万円半ばの価格。
こうやって比較するとコンパクトなP20 liteでもiPhone SEはもっと小さい。でもP20 liteのサイズ感は通ずるものがあって持ってみると、いいよね、これ、という感じ。
そしてここからが肝心なのですが、いろんなこと。ブログを表示してみるとこの通り。2年前のスマホであるP20 liteがiPhone SEよりずっと広い。P20 liteは時刻表示などは一番画面の隅に追いやることができるのでスッキリ。P20 liteの二倍の価格の2020年の最新iPhoneがこれではちょっとがっかり。
このようにiPhone SEと同じサイズのスマホを取り上げましたが、今度はiPhone SEと同じ価格帯のスマホを取り上げたいと思います。
Androidスマホで5万円あたりだと注目したいのはXiaomi Mi Note 10。
iPhone SEのシングルカメラと違ってカメラが5つも付いて物凄いしカラーリングも大人っぽくて最近のAndroidスマホの中で好きです。光学5倍ズームから1.5cmまで近づけるマクロ機能まで結構カメラで楽しめる。
ディスプレイも満足できます。いろんなこと。ブログを比較して表示してみます。この通りXiaomi Mi Note 10はディスプレイは大きいしフォントサイズも極小にできるので1画面で表示できる情報量はiPhone SEの2倍はありそう。
サイズは全然違いますが、今のスマホの5万円ってこのレベルになります。
それでどうせiPhoneだったら…。
iPhone 11のほうがいいのかな??
なんて感じてくる。予算は25,000円ほど上乗せになってしまうけど冒頭でもiPhone 11と比較してみましたが、iPhone 11ってデュアルカメラなので人物以外もぼかせる。あと細かい点ではカメラ周辺のシルバーリングの色合いとか、本体はどちらも同じホワイトという名称ですけど違いに気づきました??
iPhone 11は若干クリーム色でフレーム部分はゴールド寄りのシルバーです。好みはあると思いますがiPhone 11のほうが高級感があります。このあたりしっかりiPhone 11をワンランク上のスマホとして巧みな演出をしているところがしたたかですよね。それとも単に黄ばんできたのかな??
色の違いはこちらの記事にもありますので後でご覧くださいね。
こんな感じでAppleはバリエーション展開が上手でiPhone SE 第2世代を実際に手に取ってみると、むしろiPhone 11が細かいディテールを含めて高バランスなスマホであることがわかる。iPhone SEで客寄せをしてiPhone 11を買ってもらうという導線があり緻密な計算が見え隠れする。
もう一度iPhone SEを持ってみると….。
いろいろiPhone SEについて書いたけど、そこで改めてもう一度iPhone SEを持ってみる。
あれ??…やっぱりいいかも??なんて感じるのが不思議。なんだろうねこのちょっと愛おしい気持ち。小さいからかな??
感性に訴えてくるiPhone SE。
スペックではAndroidには負けてるところが多いスマホだけど、この憎めない感覚はなんだろう。iPhone 8と同じで変わり映えしないのに適度に最新技術でリメイクしているところが古臭さがうまく昇華してクラシカルに映り、スマホの原点に立ち返ったスマホとして仕立て上げられることで潔いのかな??
でもその後P20 liteに戻るとiPhone SEって画面は押し入れの生活みたいに窮屈だったんだな~と感じる。この無限ループ。
さいごに
iPhone SEの特長は「愛おしくもコンパクト」。
スマホが大きくなる中、そのインパクトは相当大きいと思った。次にホームボタンの感触とか全体的なAppleらしいディテールのこだわり。でも画面サイズはかなりマイナスポイント。本体が小さいからやむを得ないと割り切れないほどに画面が小さいのが悩むところ。あと実際に使うとiPhone 11 Proと同じプロセッサーという部分はわりとどうでもいいところかなと感じました。
それで一番大事なサイズ感は店頭に行けば確認できるでしょうけど、今はコロナウィルスの影響で店頭には行きたくない、というか行ってはいけないぐらいなので、スマホのバーチャルフィッティングサイト yorfones.net を使ってiPhoneシリーズを比較してみることをお勧めします。実寸で表示されるので手を置いてみるとサイズ感とか、画面上でどのように表示されるかシミュレーションもできるようになっています。今の時代には欠かせないサイトです。
iPhone SEの小ささをyourfones.netでじっくり体感してスマホ選びを楽しんでみてください。
それではまたっ!