こんにちは!
P20 liteを使っていても、意外に気になる存在がOPPO R15 Neo。
こちらの記事で以前R15 Neoについて書いたのですが。
次の出来事がきっかけで改めて考えました。
それはR15 Neo メモリ3G版が発売される前日、2018年9月6日の夜中3時に発生した「北海道胆振東部地震」です。
震度7という想像を絶する揺れの後、揺れが収まってほっとしている間に、北海道全域で既に始まっていたのは恐ろしい電気遮断のドミノ倒し。
起きる可能性は低いと言われていたブラックアウト。これが実際に起きた。
電気に頼り切っていた都会の札幌においてすべての電気が一瞬で消え不穏な暗闇に飲み込まれます。
待ち受けていたのは“電気のない生活”。
オール電化でなくても、マンションではたいてい水も電気で届けますので水さえ出なくなるのです。
それで特に最初の1~2日は「いつ電気が復旧するのか。長期化するのか。」といった情報を必要とします。心配する家族や友人とLINEなどでのコミュニケーションも必要です。最近はラジオなんか持たず、すべてをスマホで済ましているのではないでしょうか。
そんなときに今のスマホの一般的な基準“1日持つ”程度のスマホではすぐに使えないようになり、孤立してしまうのです。
だからといっていつもモバイルバッテリーを持ち歩くか…?それではせっかくのスマホがスマートでなくなります。
それでこの震災で改めてZenfone 4 Max以来の期待のロングバッテリースマホOPPO R15 Neoについて考えてみました。
まずやはり気になるのは。
バッテリー持ちですよね?
OPPO公式サイトでは「たくさんのアプリを使っても連続16時間の駆動を可能」となっています。
これはとても分かりやすい表現だと思いますが、残念ながら日本はまだまだ“連続通話時間”がバッテリーのベンチマークのような存在となっています。docomoやauといった大手キャリアが公表しています。
でも実はずっと連続で通話するなんてありえないので、OPPOのようにアプリや動画の連続使用時間を公式サイトで公表するほうが実際的ですよね。
このあたりの姿勢はdocomoやauは相変わらず“電話屋さん”から抜け出せないでいます。OPPOは2003年に設立された新しいメーカーなので新しい感覚を打ち出して欲しいですね。
それでも日本の多くのスマホは連続通話時間が公表されているため、同じ土俵に立てば相対的にどれぐらいのバッテリー持ちなのかわかります。
この点、つまり連続通話時間についてOPPOのサポートに尋ねてみました。「計測していません」といってバッサリ切ってくるだろうと思いました。それもやむを得ないだろうと思いました。
多少お返事に時間はかかりました。返事がなかったので、ああやはりスルーなのかなと思ってすっかり忘れた頃に、真面目な回答が届いて驚きました。
3G(メモリではなく通信規格の第三世代)で25~30時間、4Gで40~50時間とのことです。
P20 liteの3Gの連続通話は17時間程度で、Zenfone 4 Maxは32時間、Zenfone 5が25.5時間ですのでデタラメな値でもないような感じです。
つまりP20 liteよりはかなり電池持ちがよくなりますが、Zenfone 4 Maxほどではない。でもZenfone 4 Maxに近くて、Zenfone 5よりも使い方によってはバッテリーは持つという感じではないかと想像します。
次に。
本体の背面ってアクリルそれともガラス??
最近のスマホだとHTCのU11の廉価版のU11 lifeなんかはガラスではなくアクリルにすることでコストを下げたりします。
OPPO R15 Proは「ガラス素材のボディ」と言っていますが、R15 Neoは公式サイトにも「ガラス」とは言っていないんですよね。著名なサイトのレビューでもなぜか共通してこの点は触れていません。「ダイヤモンドカット」なんてうまいこと言うけど、コスパを強調したモデルですし、アクリルなのでは??と思いました。
それでこのあたりもサポートに尋ねてみると、なんと背面もガラスとのこと。
さらに驚いたのが前面はあのブランドの強化ガラスの“ゴリラガラス”とのことです。もう少しこのあたり公式サイトでアピールしてもよかったのではないでしょうか。もったいないです。
ちなみに側面のフレーム部分はプラスチックとのこと。
ということでnova liteと同じですね。nova liteも前面・背面ガラスでフレームがプラスチックでした。HUAWEIはガラスはゴリラガラスとは言っていませんので、このあたりもOPPO R15 Neoの強みと言えるかもしれませんね。
背面のダイヤモンドカットと言われる模様は確かに美しいですし、それがガラスとなると透明感もあり品質感としては十分すぎると言えるでしょう。
でも欠点としては落とすと割れますし、フレームはプラスチック。バッテリーはタフでもボディは華奢。保護ケースは必要ですね。
メモリは3Gか4Gどっちがいい?
これ、悩みますよね。価格差として5千円。パソコンの増設メモリは2018年9月時点でだいたい1Gあたり1,000円ぐらいが相場でしょうか。
もちろんパソコンよりスマホのメモリのほうが高価ですので1Gの違いで5千円はまずまずでしょうかね。4Gの価格を基準で考えれば3Gがお得に見えるのでこのあたりは商売上手ですね。
P20 liteの場合、メモリ4Gなのですが、だいたいメモリの使用量を確認すると1.5G程度の使用(つまり空きが2.5Gぐらいある)で済んでいますので実はメモリ3Gで十分ではないかと思っていますが、HUAWEIのスマホは消費電力を抑えるためにこまめにバックグラウンドのアプリのタスクを切っているような感じはしています。
OPPOは同じAndroidとは言え、Color OSというiPhoneっぽいOSなのでHUAWEIとは大きく異なりますので、ひとまず余裕をもって4Gにしておこうかと思いました。
その後のメモリに関するレビューは次の記事にまとめていますのでご覧くださいね。
そして。
プロセッサのSnapdragon 450はショボイ?
スマホの頭脳、プロセッサはQualcomm Snapdragon 450。
このSnapdragon 450は2017年末ごろのスマホから搭載されてきたエントリースマホモデル向けです。
エントリーモデルとは言っても、技術の進歩は速いもので2016年10月に登場した定番スマホとされていたミドルレンジスマホZenfone 3と同じ速さと言われていますので、普通の使用には十分使えると思いました。そして消費電力はかなり改善されているようですね。
R15 NeoのAntutuスコアはバージョン7で75,000程度。それに対してP20 liteは86,000ぐらいで少しでも速さにこだわるならP20 liteになりますが、1割ちょっとの違いなら、おそらく気づかないレベルではないかと思われます。
まあでもバッテリーに魅力を感じずに、同じ価格なら速い方がいいという考えであればP20 liteにしたほうがいいとは素直に思います。
カメラは??
P20 liteは1,600万画素(f値2.2) とモノクロ200万画素のデュアル。R15 Neoは1,300万画素(f値2.2) とモノクロ200万画素(f値2.4)のデュアル。スペックとしては大差ないような感じです。
でもおそらくP20 liteのほうがキレイではないかなと思っています。P20 liteはLEICAブランドは付いていませんが、HUAWEIはLEICAとの協業によってキレイな撮影のノウハウを蓄積しているような感じはします。
それでR15 Neoのカメラはあまり期待はしないほうがいいと思っていますが、色合いの好みもありますし、実際に比較してみないとわかりませんね。
まとめ
ということで私はR15 Neoの4Gを買ってみました。まだ届いていないのですが。
選んだ決め手はバッテリー持ちがいいというのが一番大きいですが、メールでのサポートも時間はかかったものの、まともに答えてくれて好印象でしたし、その内容からも「考えていたより意外にいいのかな?」とも思いました。
それに最近ずっとHUAWEIだったので、OPPOがどんな感じなのか一度試してみたかった。ということでまたレビューしたいと思いますね。
こちらに開封レビューを書きましたのでご覧ください。
それではまたっ。