3,000円~4,000円程度で買えるコスパの良いお手頃価格のスマートウォッチ。
でもこの価格帯はAppleウォッチと比較してお手頃価格というだけでXiaomi Mi BandとかHUAWEI Bandとか有名どころのメーカーだって3,000円~5,000円程度で出しているのでもうこの価格だけでコスパが良いとは言えない。
でもその中での安定した人気を誇るのがYAMAYのSW020とSW021。
なぜかというとAppleウォッチと同じように正方形ディスプレイで見やすいことだけでなく、機能的にも大きな欠点がないところが人気の理由です。無名のスマートウォッチはまだまだ地雷になることも多いですので。
SW020の開封レビューはこちらにありますのでご覧ください。
でもここでSW020とSW021の二種類あるってご存知でした?
まずSW020はこちら。
次にSW021はこちら。
違いはわかりました??二種類あるとは知らずにどちらかを買ってしまっている人もいるようですが、意外に比較するといろんな点が違うことに気づきます。それでYAMAYのサポートに質問して回答を得た内容を基に今回はまとめたいと思います。
私はこの違いを比較して理解した上でSW020を購入しました。でもSW021のほうが良いと思う人もいると思います。ではその違いを確認しておきましょう!
外観の違い:本体がバンドと同色かどうか
まずは簡単なところから。
SW020はバンドのカラーに関係なく本体はブラック一色ですが、SW021はバンドと本体が同色になっていますので一体感があります。SW020もブラックであれば違和感はないのですが、赤系になるとSW020はちぐはぐ感がありSW021のほうが洗練された印象がありますね。
ただSW020はバンドを交換することができますので、簡単に雰囲気を変えられるというメリットがあります。
外観の違い:バンドの穴の数
そしてバンドを止める穴の数が違います。
左のSW020は2列ですが右のSW021は1列。SW020は2列なので留めにくいけどその分バンドが外れにくいことと、穴が多いので通気性が良いこと、デザイン的にもスポーティでハードな印象になります。SW021は普通の時計っぽい雰囲気で穴は一つなのでサッと留められますがSW020と比べると外れやすいとも言えます。
操作ボタンの数と形状の違い
左のSW020は縦長のボタンが左右に二ついています。左ボタンはあらかじめ指定した特定のスポーツモードを呼び出すショートカットボタンとなります。右はディスプレイをONにしたり戻るボタンとなっています。それに対してSW021は従来の腕時計らしいリューズ風のボタンが右に一つだけついています。SW020の右ボタンに相当しますのでSW021ではスポーツモードを呼び出すボタンがありません。
文字盤に表示する内容の違い
文字盤とはディスプレイ点灯時に最初に表示される画面のことです。SW020は下に歩数・距離・カロリーというスポーツ情報の現在の数値と、それぞれ設定した目標値の達成率が表示されています。それに対してSW021はスポーツ情報の場所には 日付と曜日だけの表示、つまりただの時計となっています。SW021は文字盤が他に3種類合計4種類ありますがどれもスポーツ情報は表示されません。スポーツ情報を表示させるためには上にスワイプすることで表示できます。SW020でも上にスワイプさせると同じようにスポーツ情報の詳細を確認することができます。
それで手首をひねってサッと歩数計を見ることができるのはSW020になります。
文字盤のバリエーションが違う
SW020はどの文字盤でもスポーツ情報が表示され、またデザインは全てデジタル表示で躍動感のあるデザインとなっています。それに対してSW021はアナログの文字盤が二種類あり、いかにも時計っぽい雰囲気があり、前述の通りスポーツ情報は表示されません。デザインとしてはSW021のほうが洗練されていますが情報量としてはSW020のほうが勝ります。
スポーツモードの違い
SW020はウォーキング、ランニング、サイクリング、ハイキング、フィットネス、ランニングマシン、バスケットボール、バトミントン、フィットネス、ダイナミック自転車、バスケットボール、サッカー、デニス、ダンスの14種のスポーツモードがありますが、SW021はSW020にあるバスケットボール、バトミントン、サッカー、テニス、ダンスの5種類がなく、残りの9種類となります。なお、どちらも本体にはこの中から8種類をアプリで選んで利用することになります。
素材が違う
ディスプレイ以外の本体部分がSW020は金属であることに対してSW021はプラスチックです。また心拍数計測部分がSW020は正方形の形状であるのに対してSW021は円状になっています。
充電器が違う
充電器がSW020は本体にカチッとはめ込んで充電するタイプになっているのに対し、SW021はマグネット形式で簡単に充電できるタイプです。SW020は少しは力を入れる必要があるためにこの点ではSW021のほうが有利。
重さが違う
SW020の重さは40グラムに対してSW021は30グラムですのでSW021のほうが10グラム軽いようです。これはSW021の本体の素材がプラスチックになっていることから軽量化できていることがわかります。ただ金属でできているSW020のほうが頑丈だと思います。
価格とカラーバリエーションが違う
SW020は以下の通りブラック、ブルー、パープル、レッドの4色あり2020年7月時点では3,000円~3,800円までカラーバリエーションによって価格が違います。人気なのはブラックで一番高く、ブルーは3,000円ぐらいで買えます。ブルーと言っても目立つブルーでもなく色合いも悪くはないしバンドも交換できますので不人気色をあえて狙うのもいいと思います。
それに対してSW021は定番のブラック以外には、グリーンとピンクでファッショナブルな色合いとなっています。価格は2020年7月時点ではどのカラーも同じ価格で4,200円程度。
つまりSW020のほうが安く買えることがわかります。
違いのまとめ
違いをまとめると以下の通りです。
SW020 | SW021 | |
本体カラー | ブラック一色 | バンドと同色 |
バンドの穴 | 2つ穴 | 1つ穴 |
操作ボタン | 左右に二つ。形状は縦長。 | 右側に一つ。形状は円状。 |
スポーツモードへのショートカット機能 | あり | なし |
文字盤の歩数・距離・カロリー数表示 | あり | なし |
文字盤の種類 | 4 | 4 |
スポーツモードの種類 | 14 | 9 |
本体の材質 | 金属 | プラスチック |
充電器 | はめ込み式 | マグネット式 |
重さ | 40グラム | 30グラム |
カラーバリエーション | ブラック、ブルー、パープル、レッド | ブラック、グリーン、ピンク |
価格(2020年7月) | 3,000円~3,800円 | 4,200円 |
違わないのは何?
それで変わらないのは何かというと、スマートウォッチ本体の本質的なスペックは同じということなんです。ディスプレイサイズとかディスプレイの画素数とか処理速度とか、心拍数や睡眠時間の計測機能とか同じ。
実際、技適の認証番号はどちらも同じ(204-920406)になっているので同じ機種であることがわかります。
型番で言えばSW021のほうが新しいと思うかもしれませんが、SW020からグレードダウンしている点も見られますので、今後の売れ行き次第で価格が逆転したり同じになることもあり得ます。
※なおこの記事紹介後に価格が見直されSW020のほうが高くなり4,500円ぐらいになっています。価格的には4,000円切るぐらいがコスパ感がいいのですがそもそも単価が安い製品なので500円程度の差はそんなに気にならないでしょうか。
まとめ。おススメはどっち??
以上からわかりますが、この違いは新しい古いではなくコンセプトの違い。一言で言えば、SW020はスポーツ向け、SW021はストリート向けということになります。
SW020はスポーツモードのショートカットボタンがあること、本体が金属で頑丈になっていること、スポーツモードの種類が多い、歩数計がすぐ見れる、バンドは二つ穴でしっかり留められるし、穴の数が倍なので通気性が良い。(と言っても蒸れるけどね)
それに対してSW021はスポーツっぽい汗臭いデザインが抑えられ、いかにも時計っぽいデザインになっています。文字盤もアナログ表示にすることができ、充電も簡単。そして軽いので女性向けとも言えます。女性好みのカラーも揃っている。このようにファッション性が高められていますが、実はスポーツモードが使えたり歩数や心拍数の計測もでき機能的にはほぼSW020と同じ。
簡単に言えば男性はSW020、女性はSW021でもいいかもしれませんね。あるいは文字盤の好みで選んでもいいと思います。
私は文字盤に歩数を確認できること、スポーツモードへのショートカットボタンがあることや、10グラムは大差ないと思って本体が金属の方が丈夫な感じがすること、またSW020のほうが少し安いということもありSW020を選びました。
皆さんはどららがお好みでしょうか?
SW020はこちら。
SW021はこちら。
それではまたっ!