こんにちはっ!Xiaomi Mi 11 Lite 5G買った…。もちろん国内版です。
これ、4万円台なのに2021年7月ではamazonのスマホ売れ筋No.1~3あたりなんですよね。この値付けでトップ3の中に入るのは驚き。
一時期スマホはUmidigiやOUKITELなど中国超格安勢の1万円スマホが注目されて低価格化が一直線に加速していましたが、最近はこの4万円ぐらいでも売れるようになってきたという意外な展開。
その背景として、ドコモなどのキャリアでもスマホはそれほど安く買えなくなった…というか、ようやくスマホという電子機器の価値に見合った価格になってきたこと。さらに次世代ネットワークと言われた5G普及でスマホ買い替え需要も高まりつつあることも後押しになり、5G対応だから多少高くても仕方がないという理解もある。
なのである意味スマホ業界としては少し前よりは明るい兆しが見えてきた…明るいというのは健全という意味で本物しか生き残れない時代になってきたと思います。Leitz Phoneみたいな20万円近くするスマホがこの日本で生まれたのはそのような背景も影響しているように思います。
さて、この4万円前後のスマホはこれまでOPPOが得意としてきた分野で早くにおサイフケータイ&防水対応という日本のニーズをしっかり受け止めることで一定の評価を得てきた。それがOPPO Renoシリーズで最新はReno5 A。
この日本の特殊なジャンルにXiaomiがついに正確に狙いを定めたのが今回レビューするMi 11 Lite 5G。売れ行きからわかる通り、今のところこのXiaomi Mi 11 Lite 5GがReno5 Aより5千円ほど高いのに一歩リードしています。
ではMi 11 Lite 5Gをレビューしたいと思います!
外箱
外箱からしてスマホの王道パターンですね。真っ白な箱にシンプルな刻印。そして刻印は単純なゴールドではなくピンクゴールドです。流行りのカラーも取り入れています。
今回はミントグリーンを購入。ブラックは無難だけど面白くないし、フラッグシップでないスマホはむしろカラフルなほうがいいかと。海外モデルはメモリ8Gもありますが、国内版はこの通り6G。これで十分ですがSIMフリーはコスパ感を出す必要があるため6Gになったと思われます。充電器は5V3A、9V3A、12V2.25A、20V1.35A、11V3Aという記載があり、つまり最大33Wでの急速充電が可能。
付属品
付属品はこの通りSIM取り出し用のピン、TypeCから3.5mmイヤフォンジャックに変換するアダプタ、保証書、クイックスタートガイド、そして本体ケースです。
それでイヤフォンジャックはありませんのでご注意ください。
保証書の中にはこの通りディスプレイには強化ガラスのブランド ゴリラガラス6が使われています。安心ですね。
付属ケース
付属ケースはこんな感じで何の特徴もないシンプルなケースです。これだけシンプルだと本体デザインやカラーが生かされるので良いですよね。19グラムでTPU素材の透明ケースとしてはごく普通です。
欠点としてはカメラの正方形部分が丸ごと穴が開いていますよね。つまりカメラユニットはすべて保護されません。
ですので付属ケースはお勧めできませんのでカメラ部分も保護するケースを別途購入することをお勧めしますよ。1,000円ぐらいで買えます。こちらの記事にありますのでよかったらご覧くださいね。
充電アダプター
充電アダプターとUSBの口が赤色になりました。最近のXiaomiはここが少し変わったでしょうか。
本体
どうでもいいことですがOPPOもそうですが、Xiaomiのスマホの良いところはまず本体を包むフィルムに特徴が書かれていることです。このMi 11 Lite 5Gの大きな特徴は4つあり、(1)5G対応のプロセッサーであるスナドラ780G搭載(2)超軽量(3)リフレッシュレート90Hzの有機ELディスプレイ(4)6,400万画素トリプルカメラであることです。ただ、実際には(1)(2)、そしておサイフケータイ対応に魅力に感じるのではいかと思います。
背面デザイン
さてミントグリーンなんだけど…。カラーとしてはもう少し淡いものを期待していた。メタリックミントグリーンぐらいに言ってくれたほうが誤解されなかったと思う。
単に色合いだったら同じXiaomiのRedmi Note 10 Proのグレーシャーブルーのほうが良いかな。色合いはこの記事で見ることができます。
ただ、全体的にデザインは無駄な線がなくシンプルなのでこの点は良いですね。私がOPPOよりXiaomiが好きなのはこのあたりの力の入れ具合が好みなんです。そんなに力まないところがいい。
そしてカメラ周辺デザイン。メインカメラをシルバーリングで囲むデザインはXiaomiらしさが表れていて良い。そしてカメラを透明な正方形の台座の上に置いていますがこれはiPhoneからパクッてますね。この部分が付属ケースでは丸ごと保護されないので注意。
別の角度からカメラを見てみます。こんな感じで無駄な加飾がないので高品質な雰囲気が伝わってきます。おサイフケータイのロゴもある。Xiaomiスマホもついに来たかという感じ。
側面部分。この通りミントグリーンのメッキ部分も思っていたよりも色が濃い。このあたりは好みがわかれるかなと思います。艶消しのほうがよかったのに…。あと側面部分の電源ボタンが指紋認証にもなるのですが、背面よりこのような側面のほうが電源ボタンを押す操作と同じなので導線がスムーズなので良い。
そしてSIMトレーが面白くてサイズが小さいです。これ両面使えるようになっているのでSIMは2枚させます。どちらも5Gに対応していて凄い。microSDも排他ですが使えます。このスマホは薄いデザインにしたにもかかわらず両面使えるとはなかなかやりますね。
電源をon!
フロントカメラ用のパンチホールは左上にあります。Redmi Note 10 Proは中央にあったのですが、左上のほうが目立たないですよね。この点も合格。
パンチホールはこの程度のサイズ。
実際にはこんな感じで表示と溶け込むのでパンチホールの黒い部分はまず目立たないです。カメラ穴はノッチなど時を経て形状が変わってきましたがこれが一つの最終形ではないかと。これで十分だと思います。
あとMi 11 Lite 5Gの良いところは下側の黒い部分(顎)も短くなっています。Androidスマホって必ずと言っていいほどこの顎があるのですが、このスマホは顎が短いので画面がすっきりしています。
リフレッシュレートの設定はデフォルトでは60Hzになっているのでご注意。なめらかな動作にしたいならここで90Hzに変更することをお勧めしますがバッテリーは消費します。でも90Hzにすると確実になめらかですので嬉しい機能です。
Antutuスコア
AntutuはVer9で47万点なので十分すぎるぐらいでしょう。長く使えそうです。
サイズ感や重さなど
Mi 11 Lite 5Gを手で持つと軽いというわりにはそこそこ重さはあるという感じはしました。159グラムですが、iPhone SE2は148gですし軽いスマホはあります。でも軽量といわれるスマホよりもこの通りサイズが大きいんですよね。
なので、大きいスマホのわりにとても軽いという感じはMi 11 Lite 5Gしかない特徴だと思いました。個人的にはこれこそがMi11 Lite 5Gの最大の特徴だと思います。軽くて小さいスマホはいくらでもあるので。
唯一気になった点
えっと。これまでMiアカウントって必須ではなかったと思うのですが、初期設定でMiアカウントを作成しなければ次に進めませんでした。私の勘違いでしょうか。MiアカウントはもちろんGoogleアカウントを使用して作ることはできるのですが、Xiaomiにアカウントを作ることに変わりはありません。
なのでこういった位置情報を送信するか、診断データを送信するかみたいなことをもう一度聞いてくるんですよ。よく知らない人だったら二度聞いてくる感じがすると思うのですが、最初はGoogleカウントでこちらはMiアカウントなのでこのあたりがわかりにくい。しかも利用規約を見るとXiaomiには位置情報を送ってるような感じもしましたけどどうなのかな??利用規約は要チェック。
せめてMiアカウントは任意になっていれば良かったのですが…。
このあたりは世界的なプライバシー保護の流れに沿ってAppleのiPhoneもプライバシー保護機能を強化する方向にあり、その影響なのかと思われます。このあたりがちょっとモヤモヤしたところ。
まとめ
それで一見お洒落なスマホですが、OPPOのRenoシリーズを駆逐するために周到に設計された恐ろしいOPPOキラースマホだと思います。
シンプルでもスタイリッシュなデザインや考え抜かれたカラーリング、おサイフケータイ対応、有機ELディスプレイにリフレッシュレート90Hzのなめらか表示、Antutu 47万超え。そしてありそうでなかった大きめサイズなのに超軽量。うーん、手堅い。スキがない。4万円超えるけど長く使えると思う。
欠点は防水ぐらいですが、防水が必要でなければこのスマホはかなりお勧めできます。
ただMiアカウントだけ気になります。アカウントと紐づけてプライバシーを切り売りしているのでXiaomiのスマホは安いとも言えます。Googleと同じビジネスモデルに近いのでそれでもかまわないという人もいれば、気になる人もいると思います。
私はXiaomiの気になるのはその点なので、次はPixelかXperiaにすればモヤモヤもなくなるかなと考えているところです。今回のレビューで意外にもプライバシーについて考えさせられました。
それではまたっ!