こんにちは!
今スマホ業界で大きな注目を浴びているHUAWEI P20シリーズ。
日本国内での販売が待ち遠しいですが、HUAWEIは投入時期についてはいつも慎重ですよね。
このP20シリーズという3枚のカードをいつ切り出すのがベストか。他社の動向を見ながら最終的にはHUAWEIに注意が向くように巧みにカードを切ってくるように思います。
同じくノッチ付き(ディスプレイ上部にある切り欠き)ディスプレイのASUS Zenfone 5が2018年5月15日に日本国内で発表される可能性もありますので、HUAWEIも相当意識していると思われます。それで5月後半には何らかの動きがあるかもしれません。
さて。今回はカメラがかなり高機能でHUAWEIにとっても入魂のスマホになっていますが、HUAWEIとしてもSIMフリーだけでは出荷台数が限られ、頭打ちになることは痛感しているでしょう。
それで販路拡大のための自然な流れとして、docomoといったキャリアへの働きかけも予想されます。docomoで出すのだったらdocomoを持ち上げてSIMフリーはないのかな??日本は技適取得やキャリアとの関係がありますので少し時間がかかりそうですね。
それで待っている間、スペック比較とサイズ感を比較してみたいと思います。
P20 liteとP20とP20 Proのスペックを比較。
英国HUAWEIでは既にスペックが公開されていますのでその情報を元に比較してみました。
P20 lite | P20 | P20 Pro | |
プロセッサ | Kirin 659 | Kirin 970 | Kirin 970 |
サイズ | 71.2×148.6×7.4 | 70.8×149.1×7.65 | 73.9×155×7.8 |
重さ | 145グラム | 165グラム | 180グラム |
ディスプレイ | 5.84インチ2280×1080ピクセルTFT | 5.8インチ2244×1080ピクセルTFT | 6.1インチ2240×1080ピクセル有機EL |
OS | Android 8.0 | Android 8.1 | Android 8.1 |
RAM/ROM | 4G/64G | 4G/128G | 6G/128G |
カメラ | リア:1,600万画素 f2.2 + 200万画素 f2.4
フロント: 1,600万画素 f2.0 |
ライカデュアルカメラ。リア 1,200万画素 RGB f1.8 + 2,000万画素 モノクロ f1.6に2倍ハイブリッドズーム。
フロント:2,400万画素f2.0 |
ライカトリプルカメラ。4,000万画素 RGB f1.8+2,000万画素 モノクロ f1.6+8,00万画素 RGB f2.4に5倍ハイブリッドズーム。
フロント:2,400万画素f2.0 |
指紋認証 | 背面 | 前面 | 前面 |
バッテリー | 3,000mAh | 3,400mAh | 4,000mAh |
価格予想 | 4万円~5万円 ? | 7万円~8万円? | 10万円前後? |
HUAWEIのliteはそのシリーズの廉価版という位置づけでスペックはかなり異なります。外観はP20っぽいけど中身は別物というスマホ。P20とP20 Proに搭載しているプロセッサはMate 10 Proと同じAIに強いプロセッサですが、それに対してP20 lite はKirin 659。既に2万円ちょっとで買えるnova lite 2と同じというのが悩むところです。Kirin 659自体はなかなか良いプロセッサですけどね。
そのあたりはこちらに書いていますのでご覧ください。
それでP20とP20 Pro。どちらもカメラが高性能です。フロントカメラは同じようですね。それでリアカメラがデュアルとトリプルの違い。じゃあ単純に1.5倍Proのほうがいいのかと思うかもしれませんが、DXOMarkというカメラ性能を評価する機関によると….。
P20 Proが109ポイントで1位なのですが、P20も十分健闘していて102ポイントで二位なのです!
ちなみに2018年5月時点ではDXOMarkのランキングはこんな感じになっています。
“ここから未来が始まる”と意気込んだiPhoneXは既に過去のスマホとなってます。恐ろしや…。
ということでカメラとしてはP20でもiPhone X超えで十分という感じがしますよね。P20 Proは大きく重くなりますので、スマートなカメラフォンとしてはP20がベストのように思いました。実はP20の存在がP2o Proを脅かしてしまったような感じがします。
それで大きさの感覚も大事ですので最後に3シリーズを並べて比較してみましょう。
P20 liteとP20とP20 Proを並べて画面サイズを比較!
これは yourfones.netというサイトを使いましょう。yourfonesは実寸の画面サイズで比較できます。
実際のスマホだと形状が工夫されていてディスプレイをより大きく見えるようにしていますが、このサイトだと冷静に比較できるのでいいですよ。ノッチの微妙なサイズ感も比較できます。
こうやって比較すると、P20 Proは若干ゴツイ感じはありますよね。ますますP20のほうがいいように思います。
また、並べて比較したからこそ気づいたことは、P20 liteのコンパクトさです。この中で一番コンパクトなんです。そして7.4mmなので一番薄い。しかもわずかではあるものの縦のピクセル数が2280ピクセルなのでシリーズの中で一番長い!
P20 liteはカメラ機能としては大したことありませんが、最もコンパクトなのにディスプレイの画素数が多いという、単に廉価版ではなく選ばれる理由のあるスマホになっているのです。
まとめ。
いかがでしょうか。それにしてもスマホの進歩は速く、P20 Proのトワイライトカラーモデルを見るとiPhoneXでさえもう古く感じてしまいました。
P20 Proはフラッグシップであるものの、冷静に考えればP20が高性能なカメラを持つコンパクトスマホで価格も7万~8万円程度であれば、なかなかバランスの良いスマホのように思いました。
HUAWEIは2017年末に登場したビジネススマホMate 10とMate 10 Proの違いが大差ありませんでしたが、今回のP20もそんな感じがしました。Proという名称通りPro感をもっと出してほしいと思います。PORSCHEデザインをProにしてもよかったのでは…。
私はそれほどカメラ性能にはこだわりませんので、最もコンパクトで軽量だけどフルビューディスプレイのミニマム感のあるP20 liteが魅力的に思いました。それにしても楽しみですね。
それではまたっ!!