HUAWEI P20 lite国内モデルAntutuなど実際のベンチマークは?

P20 liteのantutu
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こんにちは!

“まるでiPhone X”の次世代コスパスマホ P20 lite。

私も徐々に使っていますが、フルビューディスプレイの広がり感と、これが三万円弱で購入できたというコスパ感がとても気持ちいいです。

これだけディスプレイにコストがかかっているのだから、見えないところでかなりコストダウンしているのでは…?と心配になるかもしれません。

しかし、メモリは4Gと余裕たっぷり。メモリ4Gってdocomoの2018年春に登場したフラッグシップスマホのXperia XZ2とかGalaxy S9と同じなんです。

しかもカメラはフロントは1,600万画素、リアは1,600万画素+200万画素のデュアルとなかなか満足いくスペック。

では、ベンチマークソフトを使ってP20 liteを冷静に評価してみたいと思います。

ちなみに私は輸入モデルではなく、日本の技適を取得している正規の日本国内モデルのSIMフリー版(ストレージ32G)を購入しています。

では、Antutuから。

早速ですがantutu version7.0.9での結果は、86,571になりました。

Antutuスコア
Antutuスコア

フルビューディスプレイにメモリ4G積んでいるスマホにしては、かなり低いです。

もちろんブラウザなどの普段使いには全く問題ありません、というか普通にサクサク・スイスイ動きます。

先に挙げたXperia XZ2やGalaxy S9はSnapdragon 845を搭載。Antutuで240,000以上出していますので、P20 liteはその1/3程度。比較する相手が違うとは思いますが、価格が安い分、処理速度は過度に期待はできないと思った方がいいです。

同じantutuスコアで同じ時期に発売されたスマホとしてはZenfone 5Qがあります。こちらはSnapdragon 630を搭載し、同じくメモリは4G。

Zenfone 5Q(出典:ASUS公式サイトより)
Zenfone 5Q(出典:ASUS公式サイトより)

このZenfone 5Qはルージュレッドというビビッドカラーを大胆に取り入れていたり、フロントに2,000万画素カメラを搭載して女性向きのスマホに仕立て上げていますので一定の需要はありそうですね。

ただフルビューディスプレイでもなく、価格も1万円以上高いですので、P20 liteがいかにコスパが良いかわかります。

次にGeekbench 4。

まずCPUベンチマークです。シングルコアが936、マルチコアが3,709という結果。CPU単体でのシングルコアのスコアは低いですが、マルチコアになると高いという特徴があり、このマルチコアのスコアは、Sony Xperia XZのような2016年頃のフラッグシップモデルと同程度です。このあたりが意外にサクサクと思えるところなのかもしれません。

Geekbench 4 CPUベンチマーク結果
Geekbench 4 CPUベンチマーク結果

次にGPUのベンチマーク。スコアは3,126でした。GPUはグラフィックスの評価になります。この3,126は低いですね。iPhone Xの1/5程度です。なのでゲームには不向きと思った方がいいです。

Geekbench 4 GPUのベンチマーク
Geekbench 4 GPUのベンチマーク

最後にバッテリーのスコア。パーシャルテストという100%から50%になるまでテストをしたスコアになります。3,000ぐらいだと十分1日は持ちます。

Geekbench 4 バッテリーのスコア
Geekbench 4 バッテリーのスコア

まとめ。

いかがでしょうか。

iPhone Xみたいなフルビューディスプレイ、余裕のメモリ4G、カメラの1,600万画素といった“分かりやすいスペック”ではかなり舞い上がってしまいますが、頭脳部分のプロセッサーはKirin 659。処理速度については過度には期待できません。

ただGeekbenchの通り、GPUのスコアが低いためゲームにはあまり向きませんが、CPUが全力で動作するマルチコアでのスコアがほどほどに頑張っていますので、普通にサクサク使えます。

iPhone Xにディスプレイが似ているため、P20 liteは悪く言えば“見掛け倒し”スマホになりますが、平均的な使用で要求されるスペックを十分に満たしているため、多くの人にとっては手頃な価格で次世代感を味わえるベストなスマホと言えるでしょう。

それではまたっ!

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