こんにちはっ!
2018年12月年末から一気にASUSが攻勢をかけてきました。それも主役のZenfoneではなく、隠れた定番となりつつある長時間使えるスタミナスマホのMaxシリーズでです。
2018年12月年末に登場したZenfone Max Pro (M1)(以下Max Pro M1)。
このMax Pro M1は道具感が素晴らしく、このブログでも実際に買っていろいろ書いています。
上の記事にも書いていますが、いつかは…いやすぐにM2が出るので待った方がいいかも??と思ったのですが、初代Max使いとしては久々の5,000mAhバッテリー搭載スマホだったので、ASUSの英断を評価してPro M1は即買い。
でも噂通り、ついに2019年3月15日にZenfone Max (M2)(以下Max M2)とZenfone Max Pro (M2)(以下 Max Pro M2)が出てしまったんです!
それにしてもMax Pro M1が登場して3カ月でMax Pro M2が登場…。
あのASUSにしては早すぎます。Max Pro M1は失敗作だったのか??Max Pro M2を出さざるを得なかったのだろうか??
実はMax Pro M1はメディアでの記事が少ないことからもわかるように、ASUSはここ日本においてMax Pro M1をあまり全面には押してこなかったように感じます。というか単に年末発売だったのでメディアも記事にする時間がなかったのかな?
確かにこんな問題もありました。
メーカーサポートでは「今後のアップデートで対応予定です」なんて回答がありましたけど、2019年3月16日時点では直っていません。
まあ「対応予定」とはいえ「すぐに対応する」というわけではありませんし、M2が出てしまったので“過去のスマホ”として対応は見送られるかもしれません。それにこの現象はわずかな音なので外では気づかない程度。今ではまぁいいかぐらいには思っていますけど、“ASUSクオリティー”がどのようなものか形作られる一因にはなります。
それはさておきMax Pro M1の3カ月後にM2を出してきた。
これが本気で攻めるつもりだとすると、ASUSは少し動きが機敏になってきたように思います。
でもMax Pro M1を持っている人にとって、買ってすぐに新しいモデルが出るのはなんとも微妙な気持ちですけど比較してみるとわかってきたことがあります。
では比較してみましょう!
Max Pro M1とMax M2とMax Pro M2の画面サイズを比較!
まずはざっくりとZenfone Max Pro M1とMax M2とMax Pro M2をyourfones.netで比較してみましょう。
yourfones.netでしたら直接動かして重ね合わせることもできるますけど、ご覧の通り大きさは大差ありません。
厚みはMax M2が7.7mmで一番薄いとは言え、Max Pro M1が8.4mmでMax Pro M2 は8.5mm。どれも大差なく、実際にMax Pro M1を持ってみると丸みのあるラウンド形状のためぶ厚い感じはありません。
ということで今回サイズ感としてはどれでもいい感じですが、重さはかなり違います。Max M2は160グラムで比較的軽量で、 Pro M1は180グラムで重いですが、5,000mAhという巨大バッテリーを積んでいる割には軽いかなという感じはします。そしてMax Pro M2 は175グラムですので、Pro M1と同じ5,000mAhを積みながらも5グラム軽量化できました。
Max M2とPro M1の20グラムの差は持ってみると違いがわかるほどです。ちなみに160グラムは今人気のHUAWEI nova lite 3と同じ重さになりますがnova lite 3のバッテリーは3,400mAh。Max M2の4,000mAhを搭載しながらも160グラムは軽量と言えます。
それで、とにかく持ち歩くことを重視したいので軽い方がいい、というならMax M2で決まり!
ディスプレイについて
ディスプレイ解像度がMax M2は1,520×720のHD+で、Max Pro M1は2,160×1,080でMax Pro M2が2,280×1,080で共にフルHD+になります。
それでMax M2のディスプレイは他の二台と比べて明らかにコストダウンしていることがわかります。
でもこれまでMaxシリーズはこの程度のHD+のディスプレイを使用し、“バッテリーさえよければあとはガマン”というコンセプトだったんです。それでMax M2は従来のMaxシリーズを踏襲していると言えます。このディスプレイでもブラウザとかメール程度の利用だったら十分ですし、Proシリーズと差別化してその分買いやすくなっています。
それに対してMax Pro M2のディスプレイはNTSC色域94%、輝度450nits、コントラスト比1,500:1でキレイであることを主張していますが、実はMax Pro M1も輝度とコントラスト比は同じ。ただMax Pro M1はNTSC色域が85%でしたので、色の表現力はPro M1よりもPro M2のほうが豊かになったと言えるでしょう。
ついにMaxシリーズにもノッチが!
あと、気になるのはノッチと呼ばれるフロントカメラ周辺を切り抜いた凹み部分が今回あります。Zenfone Max Pro M2にノッチ….。
Zenfone Max M2にもノッチ!
Maxシリーズはノッチなしというクラシックな路線でずっと行くのかと思っていました。それでノッチが流行する中にあってもMax Pro M1はノッチなしでもごく自然に“Maxシリーズだからね”と受け入れられたんです。
でもこんなにノッチを着けたら次に登場するZenfone 6との違いはどうするんだろう??って心配してしまいました。
でも次のZenfone 6はノッチなしのフルスクリーンになる可能性が高く、そこで差別化できるのでMaxシリーズは今回ノッチは搭載したと思われます。
いずれにしても今更このノッチの形状は中途半端で少し古くさい感じはしますけど、先ほどの通りZenfone 6との差別化という意味では意図的にMaxシリーズは周回遅れ感を出しているとも言えます。
下の写真は左がMax Pro M1です。ノッチはありませんがかなり上までディスプレイがあるので古い感じはせずシンプルです。
右は人気のHUAWEI nova lite 3で今やノッチの形状はしずく型といってかなり小さく、ノッチがあること自体気づきません。それがMax M2とMax Pro M2は台形で中途半端な形状。かなり目立ちます。
このあたりのノッチの形状の好みも考えておいたほうがよさそうですね。
処理速度について
処理速度をスコア化するベンチマークアプリAntutuの結果をyourfones.netで確認しておきましょう。上から順にMax Pro M1、Max M2、Max Pro M2になります。
面白いことにMax Pro M1はMax M2とMax Pro M2のちょうど間に位置して、Antutuスコアではそれぞれ1万ほどの違いでMax M2→Max Pro M1→Max Pro M2へランクアップできるようになっています。
それでMax M2はスペックが物足りない、でもMax Pro M2はスペックがいいけど4万円弱は高すぎる、と思うならZenfone Max Pro M1がある、という商品展開になっているので今でもMax Pro M1の価値はあります。
だたMax Pro M1はメモリーが3Gです。普段に使うなら3Gでも十分ですがアプリを大量に同時に起動して使うつもりならメモリ4Gを搭載しているM2シリーズのほうが安心かもしれません。
バッテリー持ちはどうなの?
Maxシリーズを検討しているならバッテリー持ちが一番気になりますよね?
バッテリー持ちもyourfones.netで比較してみましょう。上からMax Pro M1、Max M2、Max Pro M2です。
これでお気づきでしょうか?
実はこの3台の中で一番バッテリー持ちがいいのはMax Pro M1なんです!上のグラフは3Gの連続通話時間での比較ですが、相対的な指標としては使えます。
実際Webブラウジングの時間は、Max Pro M1が28時間、Max M2が22時間、Max Pro M2が23時間なのでやはりMax Pro M1が長持ち!
Max Pro M2はプロセッサーが速くディスプレイも若干大きくなりましたのでその分、バッテリーは消費しやすいのでしょう。
さらに、歴代Zenfone Maxシリーズをyourfones.netでバッテリー持ちについて比較してみると…。実はMax Pro M1が歴代Zenfoneの中で最高のバッテリー持ちなんです。この記録はいつ塗り替えられるのだろうか…。
最後にスペックをざっと比較!
スペック表もyourfones.netで比較しておきましょう。
Max Pro M2は4万円近くなってしまいますので、食指が鈍くなりますね。やっぱりスマホって3万円ぐらいまでが買いやすい。まあでもMaxシリーズで初めて上級路線を狙ってきたASUSの展開は面白いと思いますし、極端に高価にしなかったところは評価できますけど、ASUSにはZenfone 6の存在があるのでほどほどに抑える必要があったのかもしれません。
ということでMax Pro M1から3カ月でM2シリーズが登場しましたが、Pro M1が旧モデルに追いやられた感じはなく現役です。OSもどれも8.1です。
まとめてみましょう。
Zenfone Max Pro M1は“歴代Maxシリーズ中、最高のロングバッテリースマホ”。とにかくバッテリーは長持ちして欲しいし処理速度だってそこそこ必要、という方に。
次にZenfone Max M2。ロングバッテリーにしたいけど重さが気になる方や価格は2万円台におさめたい人に。
そしてZenfone Max Pro M2。ロングバッテリーでもスペックに妥協はしたくない人に。(でもZenfone 6が出ることを覚悟の上で…)
最初は立て続けに3台も必要なの??と思いましたが、比較してみるとそれぞれ住み分けがきっちりできている今回のMaxシリーズでした。
Zenfone Max Pro M2の本体カラーの魅力についてはこちらに書いていますのでご覧ください。
また、Zenfone Max Pro M2を実際に使って感じたことはこちらに書いています。
さらにZenfone Max Pro M1とPro M2を実際に比較した記事はこちらにあります。意外にPro M2はバッテリーが…。という気になることも書いています。
それではまたっ!