こんにちはっ!
以前、超コスパのエントリー(初心者向け)スマートウォッチYAMAY SW020をレビューしました。
このYAMAY SW020はエントリーとしてはこの価格なら文句ないと思う。バッテリー持ちや通知がまともに使えるという点で十分合格。
でもその後、誰もがたどる道ですが、睡眠時間とか心拍数の精度が気になりだしました。SW020はその点で正確ではありません。まあエントリークラスなので仕方がないことです。
でもそもそもスマートウォッチって1日中身に着けることで最大限効果を得るガジェット。
寝ている間も手首が締め付けられるのは気持ちのいいものでもないので、そこまでしているのなら睡眠時間だって精度が高くないと着けている意味がない。本来のスマートウォッチの持つ機能を十分生かしたい…。でもかといって高価なスマートウォッチまでは考えたくない。
それで次のスマートウォッチとして注目したのがこれ。Amazfit BIP S。2020年7月時点ではブラックとホワイトグレーとピンクがあるみたい。
Amazfitとは中国のHUAMIというメーカーのスマートウォッチのシリーズ。HUAMIは聞きなれないかもしれませんが、あのXiaomiのスマートウォッチMi BandシリーズはHUAMIが開発しているのでお墨付き。ずっと気になる存在だった。
Mi Band 5の登場も今年に予定されていますが、私としてはYAMAY SW020みたいに正方形ディスプレイが好みなんです。この正方形のタイプは通知の文字数が多いので手首の上でLINEの長文をサッと読むことが出来たり、心拍数をグラフ表示することができ、これだとスマートウォッチを持って生活が変わるほどのインパクトは十分あった。
そしてAmazfit BIPの改良モデルが2020年4月にBIP Sとして発売されたというではないですか!
それでamazonで2020年7月に購入しました。ブラックで12,000円程度。中国のショッピングサイトbanggoodとかGearBestとかだとBIP Sは8,000円程度で購入できるのですが、中国からの発送なので1カ月ぐらいかかることや、万が一の返品などの処理が面倒なので、結局amazonで購入。時間が経てばもっと安くなるとは思うし、たまに3,000円OFFクーポンが適用できる状態になるので安く買えることもあり、直接この上のリンクから確認してみるといいですよ。
では、開封してみましょう!
ちなみにまだ日本版は発売されていません。
私はコンプラを多少は意識しているつもりなので技適がないスマートフォンやスマートウォッチは基本的にはこのブログでは扱わないようにしてきました。
ただHUAMIのスマートウォッチは海外モデルでも技適も取得しているらしいと聞いて今回購入を考え始めました。それでも念のためamazon経由で購入前に業者に技適について尋ねてみました。そうしたら「技適はある」という。それにしてもこの返事が数時間後というクイックレスポンスでamazonの中国業者は、日本のショップよりも返事が早いことが多いと最近感じ始めています。業者が中国で製品も中国で日本にはお金が落ちないですね。
さて。そんなことで箱はこんな感じで中国語です。
ただ箱の右上にInt’l version(つまりInternational version 国際版)との記載があります。
裏面を見ると…。おっ、技適マークがしっかりあった!なので海外から購入する場合、国際版かどうかを要チェック。中国版だとないかもしれません。
箱をあけるとこんなキレイな白い内箱。
さらにあけるとスマートウォッチ本体が。Xiaomiと協業しているだけあってパッケージ自体の見せ方が美しいですね。
入っているものは充電器、説明書、本体。
充電器はYAMAY SW020と同じく本体にカチッとはめ込むタイプで少しめんどくさいタイプですね。軽く置くだけで充電できるようにしてくれないかな。
マニュアルもちゃんと日本語部分があります。ただページ数はかなり少ないです。ここにも技適マークがある。
本体
本体はこんな感じです。YAMAY SW020と同じか、YAMAYのほうが見た感じの品質は上かもしれない。外観は高級感は一切なく、ごく普通と思った方がいいですね。外観だけで言えば1万円以上出すのは高いと思う。
ボタンの質感とか本体背面の雰囲気とか若干安っぽい…シンプルと言った方がいいのかな。まあ私は地味目なほうが好きなのでこれでいいのですが。
太陽光に当てると品質がよくわかりますね。
背面素材の光具合とかでわかるよね。
バンド部分も安っぽい。そしてこのバンド部分はすぐに外れないように固定する凸部分があるのですが、個人的には好きではなく、簡単に外せるようになっていて欲しい。まあでもこれらの点はバンドを交換すればいいだけなので許せるところ。
スイッチON!
スワイプすると言語の選択ができ、日本語も選択できるのでホッとした。
するとAppをダウンロードしてくださいと日本語で表示されQRコードが表示される。スマホのカメラでQRコード経由でアプリのダウンロードに遷移する流れ。これは便利だと思うけど、逆に言えばアプリをインストールしないと使えないのかな…。
で、QRコードからアクセスするといきなりJSON形式のNOT FOUNDが表示された。これは初心者は戸惑うでしょうね。まだ煮詰めが足りないのかな。
要はアプリをインストールするということなので、直接Google PlayからAmazfitアプリをダウンロードする。その後、ログインするのですが私の場合はGoogleアカウントを使ってログインしました。さらにアプリからこのBIP Sをデバイス追加すれば完了。
ただその後、何度かファームウェアのアップデートがかかるのですが、これが思ったより時間がかりました。計っていませんが記憶では5分~10分ぐらいはかかったような気がするので飲み物を飲みながらでも気長に待ちましょう。スマートウォッチはスマートフォン経由でアップデートするので、この間にスマホとスマートウォッチが離れるならアップデートが停止してぶっ壊す恐れがあります。ここが最初の難関で初心者向けではないかなと思いました。
でもそれだけ既にファームウェアのアップデートが何度か行われているということ。購入して1カ月もたっていませんが、その間も一度ファームウェアのアップデートがかかったので、けっこう真面目にアップデートしてくれるメーカーだと感じています。
ディスプレイ
さてAmazfit BIP Sの一番の特長はこの半透過型TFTディスプレイ!このディスプレイがすごいことに常時点灯しているんです。BIP Sを買うかどうかはこのディスプレイに魅力を感じるかどうかだと思います。私はYAMAY SW020を使っていた頃手首をひねってから自動点灯するに1秒ぐらいかかるのが面倒だったので、これからは常時点灯のスマートウォッチしか考えられないとさえ思っています。
明るい場所に行かなければ見えにくいという自然界では当然の感覚でこのBIP Sは使えるのですが、長らくスマホに慣れてしまうと逆に暗い場所で見ようとしてしまうんですよね。その体に染み込んだ習慣でこのBIP Sを判断するとディスプレイが暗いと思ってしまうかもしれません。でもバックライトもあるので問題なく、アプリで手首をひねるとバックライトONの設定もできます。でも私はこのBIP Sではバックライトは自動点灯さえしていません。自動点灯の設定をしなくても右のボタンを押すとバックライトは付きますので。つまりこのBIP Sは昔の腕時計と全く同じ感覚で使えるわけです。
バックライトをONにするとこんな感じです。ディスプレイ自体は解像度は176×176の1.28インチディスプレイなので性能が高いわけではなく肉眼で粗さがわかるほどですが、バッテリーが超長持ちを意識してこの設計なので許せます。
ちなみに左右にスワイプすることでいろんな画面が表示されます。1週間の天気が表示されることや、PAI(個人生理活動指標、つまり1週間の心心拍数や運動データを基に100点満点で評価)の表示はYAMAY SW020にはなかったので嬉しい。心拍数などのグラフ表示も分析された情報が細かく表示されます。
文字盤(ウォッチフェイス)の変更
ウオッチフェイスも変更することができます。アプリのメニューから多数のウォッチフェイスを指定して交換できます。
また、Google Playのアプリから非公式のウォッチフェイスも変更できます。例えばAmazfit BIP S Watchfacesというアプリを使って変更することもできます。このあたりの外部から参入できるオープンな環境も柔軟で気に入った。
透過型ディスプレイなので小さな文字は読みにくいことがあるのですが多くのウォッチフェイスは日付が小さいんです。でも非公式のウォッチフェイスを探すと例えばこんなのホームセンターで売ってるようなダサくて大きいデジタル時計風の表示もあります。日本語で曜日が出るのでうれしい。ただこのような表示する情報量が多いとバッテリー消費も多くなるので注意。バッテリーを気にするならできるだけ公式のシンプルなウォッチフェイスにしたほうがいいです。
通知について
通知も問題ないです。LINEの通知も3画面スクロールして読める。日本語の全角で172文字程度でした。YAMAY SW020も85文字程度でそれなりに満足でしたがBIP Sはその倍です!ここまで文字数が多いとスマホを取り出す機会もかなり少なくなりますね。
心拍数は睡眠時間などの計測は?
睡眠時間や心拍数も今のところまともな感じでした。例えばYAMAY SW020は睡眠時間がアプリを開くたびに集計しなおして値が変わったり、朝起きてから時計を外すとその時間も睡眠時間として加算されたりして正確ではなかったけどBIP Sは実際に寝て起きた時間と比べても合っている感じ。ただ深い眠りの時間がいつも1時間程度で、YAMAYでもそうだったのですが、本当にそのような体質なのかもしれません。
心拍数もSW020は180以上の高い心拍数がたまに記録されていたんだけどそれがなくなった。
まとめ
ということでAmazfit BIP Sの特長としては、第一に常時点灯ディスプレイが超便利。そして常時点灯なのにバッテリー長持ちなところがかなり気に入っています。いちいち白々しく手首をひねって表示を見ることもなくなって快適だし、充電を考えなくていい感覚は、本体の時計らしさがありつつも睡眠時間などの健康管理ができ、通知もスマホなしで完結できるのはこれまでの生活が変わる。ただインドア派はバックライトを使わないと暗いと感じるかもしれません。オフィスみたいに蛍光灯が点いている環境なら問題ないです。このディスプレイの特性との付き合い方はこちらが合わせる感じになると思います。
心拍数や睡眠時間の精度の追求は終わりなき戦いかもしれませんね。今のところ不満はありません。YAMAY SW020よりはかなり良くなった。
価格は2020年7月ではamazonでは12,000円近くだとまずまずな価格でそれでもユニークな存在なのでそこそこ売れるとは思いますが、外観デザインやディスプレイ自体の表示がキレイというほどでもないことを考えると1万円切るぐらいがコスパ感を伴った勢いある中国勢のガジェットの価格かな、と思いました。
それにしても日本版が出る前に、国際版で既に技適はあるし、操作説明書・本体・アプリ、すべてが日本語にできるのでこれから日本版って外箱が日本語になるだけでほとんど意味がない。そもそもこうあるべきで、グローバルな製品をすぐに日本でも楽しめるようにしているHUAMIというメーカーは評価されるべきと思う。
Amazfit BIP S。なかなかいいです。
それではまた!