こんにちはっ。
P30 Proの軍事技術を連想させるほどに見え過ぎるカメラで震撼させている間に、ひそかにP30 liteがグローバルでは発売されています。
実はPのProシリーズでは派手にぶち上げながらも、Pのliteシリーズは控えめにリリースするのは毎年恒例。
ということで今年もHUAWEI P30 liteが6月頃には日本にも来る??
HUAWEIはとにかく分かりやすいことをやってくれます。
日本ではHUAWEIのハイコスパスマホnova liteシリーズは毎年3月ごろに発売します。
そしてPのliteシリーズはというと現行P20 liteは2018年6月15日、旧モデルのP10 liteは2017年6月9日に発売、さらに旧モデルP9 liteは2016年6月17日に発売でした。
ずーっと6月を守ってきた。
よくもまあ律義というかHUAWEIはパンクチュアルな企業だこと。このような期待を裏切らないHUAWEIの姿勢も人気の秘密。
ということで今回のP30のliteも6月ごろに発売されるのではないかと期待しています。
追記:その後5月24日に発売されましたが延期となり、ついにamazonでも購入できるようになっています。
毎年展開が同じだということは…。
毎年同じ悩みを持つということ。
つまり先行してリリースされたnova lite 3とどっちがいいの?って悩んでいるでしょう??
これはHUAWEIの狙い通りで比較して賢いつもりになってるけどどっちにしてもHUAWEIという他社へ流出させない戦略。
まあでも他に良いスマホがない(ASUSのZenfone Max Pro M2は良いですが)のでやむを得ない。
さて。今年リリースされたnova lite 3。
これもまた期待を裏切らない、いや期待を超えるハイコスパスマホに仕上がっているんです。
nova lite 3についてはよかったらこのあたりの記事をご覧くださいな。
ということでnova lite 3や前作P20 liteと比較しつつP30 liteのメリットについて考えたいと思います。
なお、P30 liteのグローバルモデルのスペックを前提に比較していますので日本国内の場合は仕様が変わることもありますのでご了承ください。
まずはnova lite 3とP20 liteとP30 liteのサイズ感を比較!
スマホは常に持ち歩くものなのでサイズ感は大切ですよね。
サイズ感はスマホのバーチャルフィッティングサイトyourfones.net がおススメ。画面上で気になるスマホを並べてまるで店頭にいるかのように動かして比較することができるんです。
店頭だとスマホお探しですか?って背後から突然店員が声をかけてきて落ち着かないけど、ここなら安心。心置きなくじっくり比較できます。
早速、yourfone.netを使ってnova lite 3とP30 liteとP20 liteを比較してみましょう。左から順にnova lite 3、P30 lite、P20 liteになります。
こちらを見て気づくことは、P30 liteはnova lite 3よりコンパクト。
nova lite 3って実際に手に持つとずいぶんとスマホって大きくなったなぁと感じますのでコンパクトに拘るならP30 liteのほうが良さそう。
P30 liteはnova lite 3よりも高さが2.3mm短く、横幅が0.7mm短く、厚さで0.55mm薄くなります。
これまでもPのliteシリーズって単にコスパだけでなく比較的コンパクトなスマホで扱い易かった。それで最近のスマホはサイズが大きくなっているのですが、その中ではP30 liteはコンパクトに抑えています。
前作のP20 liteはもっと小さいのでP30 liteに買い替えるなら若干ですが大きくなります。それでコンパクトさで言えば引き続きP20 liteもお手頃価格なので注目されると思います。
サイズ感はこれぐらいにして、P30 liteの一番の売りは何でしょう?それは。
コスパスマホなのにトリプル(3つの)カメラ!
HUAWEIのスマホと言えばやはりカメラ。
でもPのliteシリーズはProシリーズみたいに力が入っているわけではなく、Leicaではありませんので過度の期待はしないように。
ただP30 Proが力が入り過ぎぐらいのスペックなので、全体的に底上げされP30 liteもカメラ機能は向上しています。
実際、今回はトリプルカメラなんです!繰り返します。カメラが3つもあるんです!眼がたくさんでぎょぎょぎょ。ちょっと不気味。
HUAWEIはカメラの数にこだわっているわけではなく、とにかくスマホのカメラで見える範囲を広げたいというコンセプトを掲げています。
今回レンズが一つ増えたのは、120°の超広角レンズが追加されました。それによって広角撮影ができるようになったんです。
一例として標準モードで撮影したこんな写真が。
120°広角カメラで撮影するとこんなに違います。
たいして変わらない??じゃあカラフルな観覧車の数を数えてみてください…。かなり増えていますよね。つまり見えなかったものが見えるようになるんです。
これまで120°の広角カメラは他社ASUSの人気スマホZenfoneシリーズの一つの特徴だったのですが、今回のP30 liteも120°広角カメラを搭載したことによって、Zenfoneのメリットも少なくなってきました。
また、これまでPのliteシリーズとnova liteシリーズではカメラも含め機能的に大差なかったのですが今回はカメラがトリプルとデュアルという大きな違いがあります。
なおnova lite 3はリアカメラは1,300万画素(f値1.8) + 200万画素(ボケ用)、P30 liteは2,400万画素(f値1.8) + 800万画素(120°広角) + 200万画素(ボケ用)。
フロントはnova lite 3が1,600万画素(f値2)に対してP30 liteは3,200万画素(f値2)
画素数が大きくてもその分だけキレイとは限らず、明るさを決めるF値はリアが1.8でフロントが2で同じ。
自動的にシーンを判別してセッティングを自動調整するAIアシスタント機能によるシーン数もフロントが8カテゴリ、リアが22カテゴリ。この点もnova lite 3とP 30 liteは同じ。
これらのことを考えると、カメラについては120°広角レンズが必要なければnova lite 3でも十分。
デザインは…?
ということで実はP30 liteの特徴はこれぐらいなんです。
デザインは曲面の手になじむ持ちやすいもの。色はグローバルモデルでは相変わらずタマムシ路線とつまらないブラック。HUAWEIって技術屋さんなのでデザインやカラーはイマイチなんですよね。
ASUSのZenfone Max Pro M2なんてかなり渋いのでお気に入りです。よかったらこちらをご覧ください。
スペック表で比較
スペック表を比較してみましょう。
yourfones.netを使ってnova lite 3とP30 liteとP20 liteをスペックで比較します。
重さはnova lite 3が160グラムでP30 liteは159グラムで大差ありません。
解像度はnova lite 3が1,080×2,340に対してP30 liteが1,080×2,312なので若干nova lite 3のほうが縦に多く表示することができますね。
少しでも画面が大きいほうがよければnova lite 3でコンパクトを優先したいならP30 liteになりそうです。
前作P20 liteはバッテリー持ちが思ったより良くなかったのでP20 liteよりもバッテリーが増量されてP30 liteは3,340mAhになっているところも嬉しいところ。
nova lite 3はさらに大きく3,400mAhですがその分画面が大きく消費電力も若干多くなりますので電池持ちとしてはnova lite 3もP30 liteも大差ないと思われます。
プロセッサーはP30 liteもnova lite 3もKirin 710でAntutuスコアで11万~13万弱ぐらいで通常の使用では十分。メモリはグローバルのP30 liteはメモリ4Gとなっていました。前作P20 liteもメモリは4Gだったのでおそらく4Gになると思われます。
nova lite 3のコスパ重視のためギリギリな感じがあるのですが、P30 liteは余裕があります。
最後に
ということで毎年期待を裏切らないnova lite 3とP30 lite。
今年はどっち?
その答えは、トリプルカメラに魅了を感じるか?コンパクトなスマホがいいか?両方にYESであればP30 lite。外出が多く外でいろいろ撮影したいならP30 liteのほうがいいでしょう。
それよりもとにかくコスパ重視ならnova lite 3。自宅での利用が多いならnova lite 3でも十分満足できるスマホになっています。
個人的には今のご時世、nova lite 3で安く済ませておいたほうがいいのかもしれないと思っています。
デザインはどちらもHUAWEIらしくごく普通で質感は悪くないですけどつまらないですね。デザインにこだわりたいならZenfone Max Pro M2がおススメです。
なお、nova lite 3とZenfone Max Pro M2のカメラ機能については実際に撮影した写真で比較していますのでこちらの記事をご覧ください。
2019年6月29日のHUAWEIへの禁輸緩和後のP30 liteについては次の記事に書いています。
それではまたっ!