何かと話題のHUAWEI。
2019年6月29日。トランプ氏は習国家主席との会談の後、米企業によるHUAWEIへの製品販売の再開を認める可能性を示しました。しかし米政権内部では足並みはそろっていないように見えます。
結局のところ、中国と米国のような経済的にも相互依存の関係において、相手に首輪をかけるなら自分にも同じ首輪をかけることになる。制裁を加えるとしても自国が窒息しない程度に首輪を締め付けることしかできない…。
答えは既に出ている。HUAWEIを完全に締め出すことはできない。
スマホ購入に限って言えばこの状況だともう消費者が自由に判断できると思う。
HUAWEI P30 liteの販売状況
毎年ニューモデルとして投入されてきた超人気スマホHUAWEIのPのliteシリーズ。nova liteシリーズと同様、迷ったらこれ買っとけば失敗しないというほど評価が高い。
2019年の最新作はP30 lite。ついにトリプルカメラとなった。
ところが今年はHUAWEIへの禁輸措置のために出鼻をくじかれ、MVNO各社は軒並み販売は延期。イオンモバイルは延期した後、すぐに一転して販売に踏み切り、空気読んでる?とさえ思える対応。
それに対してamazonは販売はするものの「本製品はOS(オペレーションシステム)等についての重大な懸念が発生しています。本製品に関するお問い合わせはメーカーコールセンターまでお問い合わせ下さい。」という注意書きをすることで、わかってますよとアピールしつつ売る、という黒船らしいシンプルで合理的な商売根性を示しました。
そして禁輸措置緩和後、真っ先に英断を下したのが格安simのサービスIIJmioを展開しているインターネットイニシアチブ(IIJ)。
たった数日後の7月2日にHUAWEIの製品「HUAWEI P30」「HUAWEI P30 lite」「MediaPad M5 Lite 8インチ」を発売し、各社横並びの中で先陣を切るという対応の速さを見せつけました。
それに対してamazonはこっそり上記注意書きを引っ込めて粛々と売り続けていた…。
MVNOなんてどれも同じと思っていましたが、今回の各社の対応の仕方でいくらか違いが見えてきたのは面白いところで、今度はIIJmio使って見ようかなとさえ思いました。
ついでなので2019年7月6日時点でのP30 lite販売の各社の対応をまとめてみました。
P30 liteの販売状況 (〇:販売、×:延期) |
|
au | × |
amazon | 〇 |
IIJ mio | 〇 |
イオンモバイル | 〇 |
LINEモバイル | × |
Y!モバイル | × |
BIGLOBE | × |
DMMモバイル | × |
OCNモバイルONE | × |
楽天モバイル | × |
mineo | × |
UQモバイル | × |
こんな感じで販路がまだまだ狭まれている嫌われ者のP30 lite。本当に人気ないの??
HUAWEI P30 liteでの売れ行きは?
2019年7月のamazonでのスマホの売れ筋はというとNo.1は意外にUMIDIGIという知名度の低いスマホメーカーの製品。
特に2019年7月20日に発売予定のたった1万3千円程度なのにトリプルカメラという超絶コスパスマホA5 Pro。この記事執筆時点ではまだ販売開始してないのに1位にランクインしているのは驚き。期待の高さがうかがい知れます。
そしてスペック高めだけどお手頃価格のF1 PlayあたりがNo.1~2になることが多い。
UMIDIGIって何?という人はこちらの記事をご覧ください。
そしてUMIDIGIの次にランクインしているのが実はHUAWEIのP30 liteなんです。
また、価格comでは2019年7月6日時点のスマートフォン人気ランキングではHUAWEI P30 liteはなんとNo.1に輝いている。
そう。禁輸緩和って本当なの?なんて振り回されているのはメディアであり、実は既に消費者はP30 liteを選んでいた。
HUAWEI P30 liteは今、買いなのか?
以前、禁輸措置が出されたときにこんな記事を書きましたけど、HUAWEIを除くとなかなか厳しいな~と感じていました。
ASUSのZenfone 6は今年のイチオシなスマホですがフラッグシップスマホなので、P30 liteとはまた違います。
OPPOが積極的な動きがあるかと思ったのですが、2019年に入って10万円という高価なReno 10x zoomというスマホを出しただけ。
やはりコスパスマホという点ではUMIDIGが最有力ですが、こんなこともあり…。
実際に使って見るとUMIDIGIは安いしピュアアンドロイドでなかなか良いスマホですが妥協が必要なスマホ。カメラが弱いし、品質面ではまだまだ不安が残る。
さらにサイズ感や重さも考えたいものです。
yourfones.netを使ってP30 liteとUMIDIGI A5 Proを比較してみるとこんな感じ。最近のスマホは大型化していますがP30 liteはコンパクト。
次にyourfones.netを使ってP30 liteとUMIDIGI A5 Proの重さを比較してみましょう。グラフで上がP30 liteの159グラムで下がA5 Proの203グラム。P30 liteは断然軽い。
A5 Proは圧倒的に価格面で安いというメリットは十分あるけど、P30 liteはHUAWEIというクオリティーの高さや軽量コンパクト、カメラも価格のわりにはキレイ。多くの人が買って後悔しないのはP30 liteのように思います。
P30 liteのカラーが嬉しいことに…。
実はP30 liteの日本版にはホワイトがあります。
昔、スマホはホワイトかブラックかシルバーかという三色でしたが、最近は各社個性を出すためにグラデーションカラーを採用しています。
例えばHUAWEIのnova lite 3はオーロラブルー、コーラルレッド、ミッドナイトブラックの三色。そして前作のP20 liteでもミッドナイトブラック、クラインブルー、サクラピンクの三色。
それで昨今、ホワイトのスマホってめっきり減っていますが、日本では今でもホワイトってスマホに限らず人気色の一つ。そこへP30 liteではホワイトが復活!
個人的にもガラスのパネルに覆われたホワイトは清潔感があり飽きの来ない色なのでいいなと思います。
さいごに
ということで悩んだけどP30 liteを買いました。色は迷うことなくホワイト!
以前nova lite 3との比較もしてみましたが、P30 liteのトリプルカメラや軽量コンパクトなスマホはやはり魅力ですよね。
紆余曲折ありましたがこの今、HUAWEI P30 lite。いいかも。
それでP30 liteの開封レビューはこちらに書いていますのでご覧ください。
それではまたっ!