HUAWEIからOPPOのスマホに実際に買い替えて思ったこと。

HUAWEI P20 liteとOPPO R15 Neo
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こんにちはっ!いや、挨拶なんてどうでもいい。

この記事の後、次のような記事も書いていますので続きはこちらをご覧ください。

HUAWEIが窮地に立たされています。

Mate 20 Proが晴れやかにデビュー!というところに来てこのHUAWEI排除?のニュース。本当にタイミングが悪い。

HUAWEIは一番脂ののったスマホメーカーでした。P20 Proの美しすぎる写真が、Mate 20 Proではさらに美しくなり、特に2.5cmまで近寄って撮影できるスーパーマクロ機能は、あっこれ買ってもいいな、と思ったんです。

でもこのニュースを聞いて、購入ボタンを押すまでには至らなかったのです。もちろん基地局の話でスマホは関係ないよね?と考えることはできるものの、仮に日本政府や主要キャリアが排除することになったとすると、その後このMate 20 Proのトワイライトカラーや4つ眼カメラを見られて、あっHUAWEI?って思われるのがなんだかな~とちょっと思ったんです。4つ眼を一部隠して二つ眼にしてカモフラージュするか…(笑)

まあでもその影響で8~9万円ぐらいに下がれば気が変わって買うかもしれませんが、やはりこのニュースのちょっとした影響で今後の動向をまずは見守ろうと思い、今は買わなくなったのは確かです。

で、HUAWEIの代わりになるスマホはあるの?

って考えますよね。

HUAWEIってコスパ感がありつつも技術力とクオリティーが高いスマホ。もともとビジネスマン向けのファブレットで人気が出ましたので、今でもどちらかというと男性向けのような感じはします。Androidの利点を生かして細かい設定ができるようになっています。

それで同じ中国のOPPOってどうなのかな?って思いますよね。

最近、OPPOは今がチャンスとばかりに新機種を日本にも続々投入しています。

2018年2月にR11sが日本国内初で投入されて気づけばすでにこんなに7機種も!

OPPOが1年で7機種も!
OPPOが1年で7機種も!

ちなみにこれはyourfones.netでOPPOのスマホ一覧を表示したものです。

OPPOは水滴型ノッチとかディスプレイ認証とか先進的な技術を盛り込んでいるのでそのあたりもHUAWEIに似ています。そしてHUAWEIと同様、3万円前後のスマホはコスパ感がありますが、HUAWEIと違うところは5万円以上の価格帯のスマホでの訴求力にはまだまだ苦労している感じがあります。

そしてOSはColor OSというAndroidベースの独自のものを使っていますのでHUAWEIとは異なっています。それで私はR15 Neoを実際に買って使っていますので、気づいた点を書きたいと思います。

背面はけっこう凝ってる

OPPOのいいところとしては、どのスマホも背面の色合いとかデザインが凝っているので、そのあたりはHUAWEIよりも楽しめます。

OPPOの背面はけっこう楽しめる
OPPOの背面はけっこう楽しめる

そしてチップはQualcommのSnapdragonを使用し、画面はゴリラガラスを使用していることが多いですので信頼性のあるパーツも利用しています。ちなみにHUAWEIはQualcommではなくHisiliconのKirinという独自開発チップも使っていますので、今話題の冷戦という観点ではHUAWEIはマイナスポイント。

ですので、OPPOはハードウェアとしては十分だと思います。各メディアでもOPPOがスポンサーになっている紹介ページだと、画面占有率とかディスプレイ認証とかハードウェア面でのメリットが強調されていると思います。

ただ、そこであまり言及されていないのがUX(ユーザーエクスペリエンス)。このユーザー体験という部分では、HUAWEIより弱い。そしてハードウェア面は買う前からわかることですが、UXは買ってからわかるので盲点になりがちです。

具体的にどういうことなの分かりやすい例で以下に書きますが、あくまでも2018年12月時点の情報ですので今後アップデートして改善される可能性があることをご了承ください。というか改善して欲しいのですが。

まず天気アプリを比較。

左がHUAWEI P20 liteで右がOPPO R15 Neo。得られる天気情報としては同じなんですけど、OPPOは色合いとかあしらいがとにかくダサいです。OPPOは気温が下がると、このオレンジ色が、寒さを表すためだと思うのですが、寒色系の原色の青色になってさらにダサくなって別の意味で寒くなります。天気情報って毎日朝見るものなので出かける前にゲンナリします。

天気アプリを比較
天気アプリを比較

HUAWEIは湿度とか風向とか日の出日の入りはアニメーションで表示されるのでとても分かりやすいです。

天気アプリ比較
天気アプリ比較

ちなみにiPhoneはこんな感じ。まあ王道ですよね。HUAWEIはiPhoneを単に真似ただけかもしれませんが、HUAWEIのほうがさらに改善されていますので、iPhoneよりもさらに抜きん出るところがあり世界第二位はもっともな感じです。

iPhone XRで天気アプリを表示
iPhone XRで天気アプリを表示

計算機アプリを比較。

左がHUAWEIで右がOPPO。色合いはHUAWEIのほうがダサい。OPPOのほうがいいかな?って思いますよね。でもOPPOの計算機、よ~く見てくださいよ。

計算機アプリを比較
計算機アプリを比較

何かが足りないと思いません??

何かが足りない?
何かが足りない?

そう「%」がないんです!日本では消費税の計算をするので「%」がないのは致命的。HUAWEIでごく普通にできていたことができない。サッとスマホを取り出していつものような感覚で計算機アプリでちょこっと計算しようとして、あっ%がないっ!ってかなり困りました。

でも後で気づいたのですが、横にすると…。「%」が出てくる。なので許したいところですが、計算機を横画面にして使うことはなかったので長い間気づきませんでした。実は今回の撮影でようやく気づいたという…。

横にすると%がでてくる
横にすると%がでてくる

ちなみにiPhoneは…。デザインはクッキリハッキリでシンプル。素晴らしい。OPPOの計算機はデザインがiPhoneに似てる。でも縦でもiPhoneでは「%」がちゃんとあるのに。バクッっておいてさらに劣化してるOPPOの計算機アプリ。

iPhoneの計算機アプリ
iPhoneの計算機アプリ

話し戻ってHUAWEIの計算機アプリって、こんな感じで計算の途中でもその結果がリアルタイムに下に出るし、計算式の途中をタップするとカーソルが出て修正できるという男心をくすぐる仕様。OPPOでもiPhoneでもできない機能です。このあたりはHUAWEIは細かいところまで気が利くな~と思います。

HUAWEIの計算機アプリ
HUAWEIの計算機アプリ

スマホの設定

OPPOの設定で戸惑ったのはこちらにも書きました。常駐アプリがHUAWEIと同じように設定しても時間が立つと落ちるんです。

フォンマネージャーからの設定が必要とか、タスクからロックが必要とかややこしいです。そもそも設定アプリ以外に「フォンマネージャー」というアプリを使わなければならないとか、気づきませんでした。設定アプリに統合すればいいのに。

フォンマネージャー
フォンマネージャー

ノッチを隠す

HUAWEIはこんな感じで設定メニューでノッチを隠せます。

HUAWEIはノッチを隠せる
HUAWEIはノッチを隠せる

でもOPPOにはそんなメニューはないので外部のアプリをインストールして隠すことしかできません。方法はこちらに書いています。

OSのアップデートは?

そういえば左のHUAWEi P20 liteは何度もアップデート来ましたけど、OPPOはアップデート来ていないような…。

Androidパッチ
Androidパッチ

R15 Neoよりも前にP20 liteを買ったのですが、Androidセキュリティパッチレベルを比較してみてください。2018年12月時点でP20 liteは2018年11月5日ですが、R15 Neoは2018年6月5日でR15 Neoのほうが古いんです。

OPPOは釣った魚に餌をやらない…?R15 Neoだけなのかな?アップデートの更新頻度も要チェック。

その後、こんな記事も書きましたのでご覧ください。

スワイプアップジェスチャーナビゲーション

OPPOにはスワイプアップジェスチャーナビゲーションにもできます。これはAndroidにあった◁〇□を非表示にして下から指で上にあげるとホーム画面に戻るという機能…まぁiPhone Xシリーズと同じです。

スワイプアップジェスチャーナビゲーション
スワイプアップジェスチャーナビゲーション

最初はこれは便利だと思ったのですが、これがあくまでもR15 Neoの場合ですが、なかなか認識しないんですよ。ディスプレイの感度の問題なのでしょうか。

iPhone XRで試してみるとあまりの違いに驚きました。iPhone XRはスイスイ機能してまず失敗はしません。まあ価格的に3倍違うので当然ではあるのですが、R15 Neoは実験レベルの機能です。

HUAWEIはどうなのでしょうか。P20 liteにはこの機能がないためわかりませんでした。

フォントサイズ

フォントサイズの変更はAndroid標準機能と思われますが、どちらもこのような5段階に調節できる機能があります。

フォントサイズの変更機能はおなじ
フォントサイズの変更機能はおなじ

しかしHUAWEIの場合は、さらに表示モードという機能があります。フォントサイズはあくまでもフォントに限った大きさの変更ですが、HUAWEIの表示モードは画面全体の情報量を変更できるようになっています。

HUAWEIの表示モード
HUAWEIの表示モード

これを最小にして表示して比較してみましょう。HUAWEIはかなり文字が小さくなりますのでOPPOのほうが大画面とは言っても、表示できる情報はP20 liteのほうが断然多くなります。

HUAWEIとOPPOを比較
HUAWEIとOPPOを比較

最後に

たかが天気や計算機アプリのことと思われるかもしれませんが、全体的な設計ってこのような細部にも表れるものだと思います。HUAWEIは全体的に細かいところまで気配りがある。

若干OPPOに手厳しい指摘をしているかもしれませんが、今後改善されるであろうという期待を込めて書いています。

またOPPOには既に多数の機種がありますので上位機種ではそんなことないよ、ということもあるかもしれません。

ただ比較対象がHUAWEIのP20 liteなのでR15 Neoと価格的には同じなんです。同じ価格帯で比較してこれだけ違いますので、結論としては現時点ではOPPOはHUAWEIの代わりにはならないと思います。

でも後悔するほどのことかというとそうでもないと思います。OPPOはハードウェア面では信頼できるパーツを使いながらもコスパ感があり、背面のデザインはファッショナブル。でもソフトはまだまだ、ということを理解したうえで購入するとほどほどに満足できるのではないかと思います。

こんな記事もありますのでよかったらご覧ください。

それではまたっ。

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